競売にて約930万円で売れたトヨタFJクルーザーが2021年に”新車”でも売れていた!レクサスLFAの新車含め、アメリカではまだまだお宝が眠っているようだ

高騰中のFJクルーザーを新車で購入できるのはかなりラッキー

前回のブログにて、2014年式で走行距離僅か100kmほどのトヨタFJクルーザー(Toyota FJ Cruiser)が競売に出品され、新車販売価格よりも2倍近くとなる現地価格81,000ドル(日本円に換算して約930万円)にて取引され大きな話題となりました。

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FJクルーザーは、2014年に生産・販売終了したものの、何と2021年に北米トヨタの正規ディーラーにて1台のみ”新車”として売れたそうです。

2021年の北米トヨタは、前年比+10.3%増加しての2,332,000台余りを販売し、何と北米最大手のGM(ゼネラルモーターズ)の販売台数を初めて上回る結果に(GMは93年ぶりに首位陥落)。

この販売台数は、昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足をものともいわせないほどの生産・部品管理能力で、こういったところでトヨタが再度注目されていますが、その一方で注目されているのが”新車で売れた旧モデル”です。


スーパーカー同様、今後高騰するモデルは「新車で購入=最も安価に購入できる」時代に

先述の通り、2021年に新車で1台だけ売れたのが2014年式のFJクルーザーですが、いわゆるデッドストックとして保持していたトヨタディーラーが存在し、このモデルを新車として購入したものと考えられます。

北米市場では約30,000ドル(日本円に換算して約345万円)で販売されていたFJクルーザーですが、2021年に唯一売れたモデルも「新車販売価格=最も安価に購入」できたのではないかと予想されます。

まさかFJクルーザーが新車で売られていたとは…という驚きもありますが、一方で北米レクサスは、2012年に全500台生産が完了したはずのLFAをデッドストックとして管理し、2019年に新車で3台、2020年に新車で1台販売されるといった珍事も。

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おそらくこれらのモデルも新車販売価格(日本円で3,750万円)にて売れたのではないかと推測しますが、特にLFAの中古販売価格の高騰は凄まじく、先日ご紹介した初回50台限定のLFAニュルブルクリンクパッケージは約1.3億円にて出品されています。

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デッドストックモデルはある意味お宝モデルなのかも

この他にも、既に販売終了しているダッジ・バイパー(Dodge Viper)やジープ・パトリオット(Jeep Patriot)、クライスラー200(Chrysler 200)などもデッドストックとしてディーラーが抱え、新車として1台以上販売されるケースは珍しくありませんが、こうしたモデルたちもゆくゆくは転売されるほどに高騰するものと予想されますし、北米ディーラー含め日本国内の自動車ディーラーにも、かなり珍しいお宝がデッドストックとして眠っている可能性もあるかもしれませんね。

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