カッコいいのに…2019年に生産終了し「幻のモデル」と化したインフィニティQX30が2021年に1台だけ新車で売れていた!なおビッグMC前のフェアレディZ(370Z)は新車で36台売れた模様

デザインはカッコいいが、なぜかインフィニティの失敗作ともいわれた一台

日産の北米ブランドでお馴染みインフィニティといえば、「2030年までにほぼ全ての車両を電動化する」と発表し、更にピュアEVモデルと思われるティーザー動画を世界初公開し話題となりました。

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そして今回、インフィニティの2021年の年間販売レポートが公開されましたが、ちょっと珍しいデータが公開されています。

その珍しいデータというのが、2019年に生産並びに販売終了してしまったコンパクトクロスオーバーのQX30が、2021年に唯一1台だけ”新車”で売れたということ。


いつの間にかQX30が販売終了となっていたのも驚きだが…

これは前回のブログでもお伝えしましたが、北米トヨタが2021年に唯一1台だけ新車でFJクルーザー(Toyota FJ Cruiser)を販売したのと同じで、北米のインフィニティディーラーにデッドストックという形で保管していた未登録車両。

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製造年式としては2019年のままですが、登録年式は2021年ということで、インフィニティの2021年新車販売レポートにQX30が1台だけ登録されたそうです(インフィニティが2021年に最も販売した車両はQX50)。

ちなみに2020年のQX30の年間販売台数は148台のみと非常に少なく、インフィニティの失敗作とも言われた一台ですが、エクステリアデザインは欧州車のような雰囲気で非常にカッコ良く、スタイリングもハッチバックをハイサイドビークル化したようなアグレッシブな一台。

ベースとなるモデルはメルセデスベンツGLAクラス

ちなみにベースとなるモデルは、メルセデスベンツGLAクラスでインフィニティ・日産が100%製造元ではなく、GLAクラスからデザインを変更したモデルということに。

そのため、エクステリアは全くの別物ではあるものの、内装はほぼGLAクラス。

具体的な変更ポイントは以下の通り。

◇フロントバンパー

◇リアバンパー

◇グレインサイドシル

◇サテンクロームメッキのインサート

◇メタリック仕上げのボディワーク

パワートレインは排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン(FWD/4WD)のみをラインナップし、欧州市場では排気量2.2L 直列4気筒ディーゼルエンジンがラインナップされていますが、このエンジンもメルセデスベンツGLAクラスがベースとなっています。

内装は極めてシンプルですが、メルセデス要素が多めな印象。

質感は非常に高いですが、インフィニティで内ドア部分に電動パワーシートレバーが設けられているのはちょっと違和感がありますね。

北米日産は2021年に36台のフェアレディZを新車で販売していた

ちなみに北米日産に関しては、興味深いことに2021年に現行フェアレディZ(Nissan Fairlady Z, Z34前期)を36台のみ販売していて、前年比98.2%減となりました。

2022年春頃には、北米市場でも販売予定となっているビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZですが、今後高騰するかもしれない最後のピュアスポーツ&6速MTモデルであることを考慮すると、長納期の恐れも十分に考えられるかもしれませんね。

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Reference:motor1.com