フルモデルチェンジ版・新型アルト/ソリオ/ジムニー等のリコールが続くスズキ。2021年は計11種類のリコールと改善対策、そして約88万台ものリコールを届け出ていた

2022年2月初め時点で既に43万台以上のリコールを届け出ているスズキ

さてさて、2022年に入ってから2種類のリコール/1種類の改善対策を届け出し、台数にして40万台以上となっているスズキ。

直近でいえば、フルモデルチェンジ版・新型ソリオ/スイフト/イグニス/クロスビーの改善対策で399,168台、エスクードのリコールで15,854台、そして新型アルトのリコールで1,322台が届け出されています。

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リコールや改善対策は決して悪いものではない

もちろん、リコールや改善対策は決してネガティブなものではなく、むしろメーカーが自主的に「車両品質と安全性、信頼性を向上」するために行うものなので、「何か起きる」前に対策できることもあれば、既に不具合や事故が起きてからリコールを届け出る例もあるため、この辺りの捉え方は何とも難しいところ。

少なからず、不具合の発見元が「社内」なのか「市場」なのかで意味合いは大きく変わり、「社内」であれば常に改善と安全性に対する意識の高さが伺える一方で、「市場」だと問題を事前に見つけることができなかったということに。

そこで今回は、リコール・改善対策の頻度が比較的多いスズキの2021年の全リコール内容をまとめてチェックしていきたいと思います。


2021年のリコール・改善対策は全11種類、累計台数は約88万台

スズキの2021年リコール・改善対策の詳細や車種などをチェックする前に、まずは同年に国土交通省に提出されたリコール・改善対策件数を調べてみたところ、計11種類・累計台数にして876,582台であったことが発覚(当ブログ調べ)。

早速、各リコール内容と対象モデル、台数等をチェックしていきましょう。

①:シートベルトに関するリコール

まずはハスラー/ワゴンRの2車種・66,196台の大量リコール。

不具合内容としてはシートベルトの組立に不備があるというもので、事故や不具合や起きておらず、社内からの情報により明らかになっています。

具体的な不具合内容や対象モデルと製造ナンバー、改善措置などは、以下の関連記事にてまとめています。

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②:エンジン関連に関するリコール

続いても、ハスラー/ワゴンRの2車種・計89,883台の大量リコール。

不具合内容としては、エンジンコントローラのプログラムが不適切なため、アイドリング回転数を低下させてしまい、最終的にエンストする恐れがあるというもの。

これによる不具合が25件発生していて、市場からの情報により明らかになっています。

なお具体的な不具合内容や対象モデルと製造ナンバー、改善措置などは、以下の関連記事にてまとめています。

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③:燃料タンクの製造工程不適切によるリコール

続いては、新型ソリオ/クロスビー/イグニスの3車種・計7,156台にリコール。

不具合内容としては、樹脂製燃料タンクの製造工程が不適切なために、燃料が漏れるおそれがあるというもの。

これによる不具合が既に2件発生していて、市場からの情報により明らかになっています。

なお具体的な不具合内容や対象モデルと製造ナンバー、改善措置などは、以下の関連記事にてまとめています。

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④:フロント・リヤガラスが外れてしまうリコール

続いては、スズキ新型ジムニー/ジムニーシエラの2車種・計101台にリコール。

これは、フロント・リヤガラスの接着工程が不適切だったとして、水漏れや走行中の脱落の危険性があるというもの。

これによる不具合が既に3件発生していて、市場からの情報により明らかになっています。

なお具体的な不具合内容や対象モデルと製造ナンバー、改善措置などは、以下の関連記事にてまとめています。

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残りのリコール・改善対策内容と車種・台数などは、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!