日本人オーナーに納車されたケーニグセグ新型レゲーラを見てきた!世界限定80台のみで日本には僅か3台のみ、そして「日本で唯一ナンバーが装着」された超希少モデル
ケーニグセグ・レゲーラの細部をチェックしていこう
引き続き、日本人オーナーに納車されたケーニグセグ・レゲーラを見ていきましょう。
足もとにはカーボンファイバ製ホイールをセンターロックで固定し、タイヤ銘柄はミシュラン製パイロットスポーツカップ2(MICHELIN Pilot Sport Cup 2)を装着。
おそらくこれで純正フルノーマルだと思いますが、ホイールハウスのクリアランスは全くなく(もちろんフロントリフターも搭載されている)、しかし最低地上高も90mm以上はしっかりと確保できているとのこと。
日本のナンバープレートが、せっかくのメガカーのデザインを台無しに…
そして個人的に最も注目していのが、こちらのナンバー取付け部分。
どんなにカッコいいスーパーカー/ハイパーカー/メガカーであっても、日本規格のナンバープレートを装着すると一気にデザインが崩れてしまうことは常ですが、案の定レゲーラのナンバープレートも色々な意味で強烈。
この点はブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)同様に、分厚い台座を設けることでフラットに装着できるような工夫が施されていますが、まさかナンバープレート台座までもフルカーボンとは…
真上から見るとこんな感じ。
もうちょっと何かしらの工夫ができたのではないか?と思ったりもしますが、周りのギャラリーも「ナンバーダサいな…」という声もチラホラと聞こえてきたのが印象的でした。
インテリアはオールブラックのシンプル仕様
そしてこちらはインテリア。
シートはダイヤモンドステッチ付きの高級フル本革シート表皮で、シートフレームはもちろんフルカーボン。
これまでカラフルな内外装カラーの新型レゲーラが世界の大富豪に納車されてきましたが、ここまでシンプル且つ徹底的にブラックにこだわったレゲーラは初めて。
日本にもブラックカーボンとワインレッドカーボンのレゲーラが納車されていますが、何れも内装はオシャレなカラーリングにまとめられているため、そういった意味では非常に珍しい組み合わせではないかと思います。
フラットボトムのステアリングやセンターコンソール周りなど、他の自動車メーカーであればハードプラスチックを使用しているところすべてにカーボンを使用するという贅沢仕様。
総額4億円に到達するメガカーだからこそ実現できる仕様だと思います。
マフラー位置やバッテリー充電ポートはかなり独特
マフラーはセンターフィニッシャではなく、何と両サイドの縦型基調のフィニッシャーで、アクラボヴィッチとの共同開発により実現。
センターフィニッシャーはあくまでも放熱用で、内部にはファンが設けられています。
そして少し分かりづらいですが、”Koenigsegg”のレタリングバッジ直下に設けられた赤丸のカーボンパーツを取り外すと、PHEV専用の充電ソケットが隠れています。
このカーボンカバーだけでも数十万円のコストが掛かってそうですね。
ちなみに車名のレゲーラ(Regera)は、スウェーデン語で「君臨する」という意味で、その名の通り公道の王として君臨したメガカーそのもの。
これで公道を走ることができるのも凄いことですが、追って動画でも公開予定のエキゾーストサウンドも強烈。
まさか日本に僅か3台のみ納車されたレゲーラを目の前で拝むことができるとは…
改めてこのようなラリーイベントを開催して頂いたスタッフの方々、そしてレゲーラで参加されたとてもユニークで紳士的なオーナーさんには心より感謝です。