フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300の駆け込み受注が急増中→2022年6月末で受注一旦停止へ→転売防止の「誓約書」以外に新たな「覚書」にもサインが必要に?

2022-07-06

受注停止期間は約1年を予定しているものの、場合によっては受注再開が厳しい恐れも

さてさて、前回のブログにてトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)やレクサス新型NX/LX600の3車種が、2022年6月30日をもって受注一旦停止となることが明らかとなりましたが、この状況を受けて「新型ランクル300の駆け込み受注が更に増加」しているとのこと。

私がいつもお世話になっているトヨタディーラーからの情報によると、2022年6月末で対象モデルが受注一旦停止 → 停止期間としては約1年(2023年6月)を目途にしているものの、昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足、更には材料費高騰などの影響を受け、生産・納期遅れ、あとは車両本体価格の高騰などが懸念されるため、本当に1年間という目途でバックオーダー分を捌き切ることができるのかは不明で、場合によっては更に受注停止期間が延びることも考えられるようです。

そういった背景から、「いつ受注再開されるかわからない」ために、新型ランクル300の駆け込み受注が増加しているそうです。


新型ランクル300の公式納期は「4年程度」と言われているが…

なおトヨタ公式ホームページの納期情報によれば、新型ランドクルーザー300の納期は「4年程度」と言われていますが、ディーラーによっては「最低5年以上」「7年~8年程度」と回答しているところもあるようで、「いつ納車されるかわからないモデル」でもあることから、特別にキャンセルを受け付けているディーラーもあったり。

そして2022年6月末の受注一旦停止が近づくにつれ、「いつ納車されかわからない」からこそ、念のため注文しているユーザーも多いそうで、なかには既に新型ランクル300が納車されていて、数年後の新型ランクル300が納車されるタイミングで、今乗っているランクル300を売却するという箱替えプランを考えている方も(おそらく数年後に売却しても車両本体価格分以上をペイできることを想定?)。

新型ランクル300に転売防止の「誓約書」以外に、新たな「覚書」も追加?

そしてこれも新型ランクル300だからこその出来事だと思うのですが、新車契約時に「転売しない、輸出しない」旨が記載された誓約書にサインを求められ、これ以外にも新たに覚書へのサインも求められています。

これについては、もしかしたらディーラーによって取り扱っているところとそうでないところがあるのかもしれないのですが、納期が5年以上ともなると「材料費がどこまで高騰しているかわからない」「一部改良・マイナーチェンジのタイミングを迎え、商品力と価格がアップしているかもしれない」「税制が変化しているかもしれない」という理由から、そういった変化があっても同意できる覚書が追加されているようです。

2ページ目:新型ランクル300の新たな覚書の内容は?本モデル以外にも同意書にサインを求められるモデルとは?