トヨタ・クラウン/プリウス/ポルシェ・タイカンに大量リコール!プリウスはハイブリッドシステムの不具合で走行停止の恐れ…クラウンは光度が徐々に低下など

2022-07-06

最悪の場合、光度が徐々に低下して保安基準を満足しなくなる恐れあり

いよいよ2022年7月15日に発表予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型クラウン(Toyota New Crown, 235系)ですが、その前に現行クラウンの1車種・計121台にリコール。

不具合内容としては、前照灯においてタクシー用途等で使用する際、想定を超えて長時間点灯し続けると、バルブからの熱と紫外線により反射板のアルミ蒸着が剥離することがあるとのこと。

そのため、そのまま使用を続けると、集光不足となり、光度が徐々に低下し、最悪の場合、保安基準第32条(前照灯の基準)を満足しなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[クラウン(事業用)]
・DBA-GRS210/G R S 2 1 0 – 6 0 0 0 7 1 3 ~ G R S 2 1 0 – 6 0 1 7 3 5 5/平成 24 年 12 月 24 日~平成 27 年 8 月 26 日/16台

・DBA-GRS211/G R S 2 1 1 – 6 0 0 2 5 3 2 ~ G R S 2 1 1 – 6 0 0 6 1 6 4/平成 25 年 5 月 31 日~平成 27 年 7 月 17 日/6台

・DAA-AWS210/A W S 2 1 0 – 6 0 0 0 2 5 6 ~ A W S 2 1 0 – 6 0 9 5 6 5 7/平成 25 年 1 月 28 日~平成 27 年 9 月 4 日/91台

・DAA-AWS211/A W S 2 1 1 – 6 0 0 0 2 9 3 ~ A W S 2 1 1 – 6 0 0 5 6 1 6/平成 26 年 7 月 14 日~平成 27 年 9 月 3 日/8台

改善措置としては、全車両、前照灯の反射板を対策品に、レンズを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。


最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止して走行不能となる恐れあり

続いては、トヨタ・プリウスの1車種・計8,669台にリコール。

不具合内容としては、ハイブリッドシステムにおいて、異常判定時の制御プログラムが不適切なため、極低速から急加速するような高負荷走行時等に昇圧回路の素子が損傷した場合、フェールセーフモードに移行できないことがあるとのこと。

そのため、警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、社内からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[プリウス]
・DAA-ZVW30/ZVW30-0275509/平成 23 年 1 月 24 日/1台

・DAA-ZVW30/Z V W 3 0 – 1 0 0 8 9 0 9 ~ Z V W 3 0 – 1 7 9 5 3 3 2/平成 21 年 5 月 14 日~平成 26 年 2 月 5 日/4,266台

・DAA-ZVW30/Z V W 3 0 – 5 0 0 9 1 0 4 ~ Z V W 3 0 – 5 7 4 0 8 0 8/平成 21 年 5 月 15 日~平成 26 年 2 月 5 日/4,402台

改善措置としては、全車両、異常判定時の制御プログラムを対策仕様に修正し、当該制御プログラム修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器のモジュールを無償交換するリコール作業を実施するとのことです。

2ページ目:ポルシェのピュアEVモデルとなるタイカンがエアバッグ関連でリコール!