【悲報】新型GMCハマーEVはトヨタ・カローラセダンよりもCO2を多く排出することが判明!更に納期も新型ランクル300/レクサスLX600の4倍以上となる「18年」もかかる計算に

新型GMCハマーEVの納期はかなり絶望的な「約18年」にまで伸びている?

先程のCO2排出量に続き、新型GMCハマーEVのもう一つの問題が「納期」。

実は2022年10月に新型GMCハマーEVが発表されてから、既に77,000件の先行予約・バックオーダーを抱えているのですが、何と本モデルを1日に生産できる台数は僅か約12台だけとのこと。

これは海外情報誌The Wall Street Journalの取材によって明らかになった数字で、77,000台ものバックオーダーを全て生産し終えるのに必要な納期は17.6年という計算に。

これはあくまでも365日フル稼働した場合での計算となるため、少しマージンを持たせても最低18年ほどの計算になるわけですが、その頃には購入・契約したことすらも忘れてしまい、自分自身がこの世に存在するかもわからないところ。


トヨタ新型ランクル300やレクサス新型LX600の納期4年以上が短く思えてくる

つい最近まで、トヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)やレクサス新型LX600が2022年6月末で受注一旦停止し、納期4年以上で大きく騒がれていたのに対し、新型GMCハマーは更に4倍以上もかかることになりますからね…

ちなみに新型GMCハマーEVを製造しているアメリカ・デトロイト工場では、約700名もの従業員が製造を担当していて、上述の通り1日約12台を製造しているわけですが、製造コンサルタントの情報によると、このペースは6か月以上生産されている車両ラインナップでは異常に遅く、フォードF-150ライニングに対して0.26%、リビアンR1Tに対して1.14%遅れをとっている計算に。

GMCのスポークスマンの情報によると、新型ハマーEVを製造するために22億ドル(日本円に換算して約3,000億円)のオーバーホールを受けたGMのファクトリーゼロでのハマーの生産は「予定通り」とのことで、全く新しいピュアEVプラットフォームを使用してゼロから開発されたため、製造スピードは通常よりも遅くなっているそうです。

加えて同社は、2022年夏の終わりまでに、合弁パートナーである韓国LG Energy Solutionと共同で建設したアメリカ・オハイオ州の新工場で自社バッテリーセルの使用を開始する予定で、2022年後半には生産量が大幅に増加すると説明しています。

GMCハマー関連記事

Reference:ACEEE, The Wall Street Journal