フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWERとトヨタ新型クラウン(235系)の内装比較が話題に?それだけエクストレイルの質感は大幅に向上したということに

日産の新型車の内装質感は、国産メーカーの中でも上位クラスかもしれない

さてさて、2022年7月20日に発表/25日に発売される日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan  New X-Trail e-POWER, T33型)ですが、早速SNSなどでは同車に関するコメントが多数で、その多くが「ようやく発売か、長かったな」「納期も競合のトヨタ・ハリアー/RAV4に比べたら早そうだし、期待できそうだ」「装備内容も質感も高いな。これは売れるぞ」といったポジティブな意見が多数。

またその一方で、「アメリカや中国よりも2年近く遅れて発売したのは、日産が日本を軽視しているからだろ」といったコメントも散見されましたが、実際のところはそうではなく、日産としては世界初採用となる新世代e-POWERシステムとVCターボエンジン、そして新世代四輪駆動(e-4ORCE)を組み合わせた技術を、日本のユーザーにいちはやく届けたかったからなんですね。

こうした日産の最先端技術を日本に導入することで、日本ユーザーがどのような反応をとるのか、どのように受け止めるのかも気になるところですが、今回の新型車発表で一番驚かされたのは内装の質感の高さと、とある車種との比較。

具体的にどういった車種と比較されているのかチェックしていきましょう。


新型エクストレイルe-POWERの質感は実車で見ると更に高め

こちらが今回発表された新型エクストレイルe-POWERのインテリア。

グレードは最上位G[e-4ORCE]になり、新素材のテーラーフィット(TailorFIT)を採用することで、合成皮革と本革の間のような新感覚の表皮を実現。

しかもこのテーラーフィットですが、実際に私も一足早く乗降りさせていただきましたが、シートの座り心地や手触りよりも、真っ先に気になったのが「匂い」でした。

本革や合成皮革特有の匂いは感じられず、どちらかというと抑えめに感じられ、革の匂いが苦手な方のことを考慮した作りになっているのかもしれません(あくまでも個人的に感じたものなので、人によっては気になる方もいらっしゃるかも)。

ナッパレザーシートの肉厚と安心感はオプション価格以上

一方でGグレードのメーカーオプション(44,000円税込)扱いとなっているナッパレザー(タンカラー)ですが、こちらは革特有の匂いが少し感じられたため、既に購入・契約した身からすると「新素材のテーラーフィットにしておけばよかったかなぁ」と考えたり。

ただ、テーラーフィットに比べてシートの手触りやダイヤモンドステッチの完成度、肉厚で包み込まれるかのような安心さはナッパレザーの方が上だと考えていて、この点はどこに焦点を合わせるか(どこに注目すべきか)によって意味合いが異なるため、そういった意味ではオプションで結構悩みそうなモデルかもしれません。

2ページ目:新型エクストレイルとトヨタ新型クラウンの内装が比較されている?