もうそんなに経つのか!トヨタ新型カローラクロスが2021年9月14日に発売されて1年が経過!まさか「1年以上」の長納期モデルになり、新車よりも高額値で転売されるとは誰も予想してなかったな…

2021年9月14日に発表・発売された際は、デザイン面で何かと意見が分かれていたが?

時が過ぎるのは早いもので、2022年9月14日は日本仕様のトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)が発表・発売されて1年が経過するんですね。

発表前から積車にて輸送される新型カローラクロスが度々スパイショットされ、そのときに東南アジア向け/アメリカ向けのフロントマスクと異なることが判明し、キーンルックグリルがアンダーにオフセットされ、四眼LEDポジションランプ&シーケンシャルターンランプ+単眼Bi-Beam LEDヘッドランプ+水平基調のシームレスLEDデイライトを組み合わせた複雑なデザイン言語であることが判明しました。

経由:ツイッター

こちらが、今は懐かしき輸送中のところをスパイショットされた新型カローラクロス。

今ではもう見慣れたデザインで、金属調塗装のキーンルックグリルフレームであることや、特徴的なLEDヘッドライト意匠から上位グレードZもしくはHYBRID Zであることは明確ですが、スパイショット画像がSNSにて拡散されたときには、とにかく意見が大きく分かれていたのが印象的でしたね(特に”Corolla”の”C”マークエンブレムは批判的な意見が多かった)。


意見が大きく分かれたモデルだからこそ注目され、気が付けば納期も1年以上

そんな新型カローラクロスも、2022年9月14日で発表・発売後1年を迎えるわけですが、まさかこのときにはハイブリッドモデルが集中的な受注により1年半以上の長納期で一部改良モデルにスライド・オーダーカットする恐れ → 早期的に受注一旦停止するとは思いませんでしたし、案の定ガソリンモデルも追いかけるようにオーダーが集中し、気が付けば納期1年近くまで延びています。

賛否はあれども、やはり人気不動のカローラシリーズであることや、CセグメントSUVという立ち位置ながらも、スタートプライスは199万円(税込み)~という破格設定が大きく影響したこと、そして他のラインナップモデルには無い「普通」を追求したことで、ユーザーが必要最低限求める装備内容にまとめられた、このご時世には珍しい一台だと思うんですね。

「普通」であることが一番の個性であり、売れ続ける理由なのかもしれない

昨今の新車・新型車は、ヒットするためにも個性的なデザインだったり、他のモデルにはない新技術や新機能、価格面というところで勝負してくるところですが、新型カローラクロスは当たり前の装備を充実させ、それでいて何かずば抜けているわけではないため、そういった他のメーカーがやらないような「普通」を徹底したモデルでもあることから、それが一番の個性であり売れ続ける理由の一つなのかもしれませんね。

ここまで「普通」をベンチマークとし、魅力的に感じたSUVモデルは珍しいと考えていて、私もガソリンZ(2WD)を購入し10か月以上所有していますが、ここまで評価の高いモデルだとは全く想像もしていませんでした。

良くも悪くも新型カローラクロスはプレミア価値が付いている

そして、これも誰も予想していなかったことだと思いますが、昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足、更には昨今の世界情勢と円安による影響(輸出が優先?)が重なり、日本国内での納車が中々進まず、中古車市場では新車価格よりも高額値で販売・転売されている例が非常に多く見受けられます。

特にトヨタ新型ランドクルーザー(Toyota New Land Cruiser 300)やレクサス新型LX600はもちろんのこと、まさか新型カローラクロスまでも新車価格より高額値で販売されるとは誰も予想しなかったと思うんですね。

直近のモデルですと2022年式(車両登録は2022年1月)で、走行距離は2,000km、グレードはハイブリッドZ(2WD)×プラチナホワイトパールマイカとシンプルな組み合わせながら、中古販売価格は驚異の508.8万円(税込み)。

新車での車両本体価格は299万円(税込み)で、仮にメーカーオプションフル装備&ディーラーオプションを必要最低限装備したとしても総支払額は約334万円ですから、車両本体価格に対して1.7倍、総支払額に対して1.5倍高額ということになるわけで、まさかカローラクロスが投機・転売の対象になろうとは…というのが正直な感想です。

2ページ目:新型カローラクロスは2023年9月頃に一部改良版として新しくなる?