トヨタが2022年10月「1回目」の工場生産・稼働停止計画を公開!何と一部改良版・新型ハリアー/RAV4が最大12日、レクサス新型NX等も最大5日間生産停止に

今回はかなり久々となる工場生産・稼働停止計画だが、まだまだ挽回生産は厳しそうだ

さてさて、トヨタが定期的に公開しているラインナップモデルの工場出荷目途一覧や、工場生産・稼働停止計画について。

今回は、2022年10月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールが公開されていますが、同年9月よりトヨタが宣言していた挽回生産には程遠い内容で、特に今回の10月の工場生産・稼働停止計画も「ちょっと危なくないか?」と思わせる内容に。

今回のプレスリリースより、2022年10月のグローバル生産台数は、80万台程度を見込んでいるとのことで(国内約25万台、海外約55万台)、加えて向こう3か月間(2022年9月~11月)の生産計画の平均は月90万台程度と公表しています(通期生産見込みである約970万台についての変更無し)。

また2022年10月~12月のグローバル生産台数は、平均で月85万台程度の生産を計画していて、部品供給の状況と仕入先の人員体制・設備能力などを慎重に確認した計画となっているとのことですが、今後の部品供給や半導体供給、更には自然災害などによる影響を受けた場合、状況が大きく変化することも予想されます。


2022年10月「1回目」の工場生産・稼働停止計画はこうなっている

それでは早速、2022年10月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールをチェックしていきましょう。

【2022年10月の工場生産・稼働停止スケジュール一覧(全14工場28ライン中 → 7工場10ライン)】

[トヨタ自動車・元町工場・GRライン]
◇GRヤリス・・・2022年10月3日(月)、4日(火)の計2日間

[トヨタ自動車・高岡工場・第2ライン]
◇RAV4/ハリアー・・・2022年10月7(金)、8日(土)、10日(月)~20日(木)の計12日間

[トヨタ自動車・堤工場・第2ライン]
◇カローラスポーツ/カムリ/クラウン・・・2022年10月8日(土)、15日(土)の計2日間

[トヨタ自動車・田原工場・第1ライン]
◇ランドクルーザープラド/4ランナー/レクサスGX・・・2022年10月8日(土)、15日(土)の計2日間

[トヨタ自動車・田原工場・第3ライン]
◇レクサスLS/IS/RC/RC F/NX・・・・2022年10月6日(木)~8日(土)、14日(金)、15日(土)の計5日間

[トヨタ自動車九州・宮田工場・第1ライン]
◇レクサスNX/NX450h+/ES/CT/UX/UX300e・・・2022年10月8日(土)、15日(土)の計2日間

[トヨタ自動車九州・宮田工場・第2ライン]
◇レクサスES/RX・・・2022年10月8日(土)、15日(土)の計2日間

[豊田自動織機・301ライン]
◇RAV4・・・2022年10月8日(土)、10日(月)~15日(土)、17日(月)~21日(金)の計12日間

[豊田自動織機・302ライン]
◇RAV4/RAV4 PHV・・・2022年10月8日(土)、10日(月)~15日(土)、17日(月)~21日(金)の計12日間

[日野 羽村工場・第1ライン]
◇ランドクルーザープラド/FJクルーザー・・・2022年10月6日(木)、7日(金)、14日(金)、21日(金)、28日(金)の計5日間

via:Toyota

上の項目にもある通り、今回の工場生産・稼働停止計画で最も大きく影響を受けているのは、2022年10月より一部改良版として新しく発表・発売さる新型ハリアー/RAV4で、その次が、2022年9月に全車受注停止アナウンスが入ったばかりとなるレクサス既存のラインナップモデルたちとなります。

2ページ目:新型ハリアー/RAV4の一部グレードは「2024年モデルまで完売」の可能性も?