【今までありがとう!】中東向け(2023年)一部改良版・トヨタ新型FJクルーザーに「最後の」特別仕様車ファイナルエディション登場→生産終了も決定し、これまた高騰しそうだ

中東市場向けFJクルーザーは2022年12月で生産終了・廃止となり、更に希少性が高くなりそうだ

トヨタのミドルサイズSUVでお馴染みFJクルーザー(Toyota FJ Cruiser)。

日本市場では2006年~2018年まで製造・販売され、中東市場向けとしては2022年まで継続して販売されてきたオフロードSUVです。

そんな中東市場向けFJクルーザーですが、2023年モデルとして一部改良版が発表され、更に最後の特別仕様車となるファイナルエディション(Final Edition)が販売されることが決定し、2022年12月をもって生産終了・廃止となることが明らかとなりました。

中東市場限定となるファイナルエディションは、1,000台のみの限定モデルとのことで、まさに中東ユーザーが好みそうな仕様に設定されるそうで、標準モデルには無い特別なアクセントも加味されるようです。

一体どのような内外装デザインに仕上げられるのでしょうか?


中東ユーザーが好みそうなベージュやブラックアクセントが多いようだ

こちらが2022年12月をもって販売並びに生産終了予定となっている中東市場向けFJクルーザー。

残念ながら特別仕様車ファイナルエディションの公式画像は未だ公開されていないものの、どうやら限定1,000台全てが全く同じベージュの色合いにて仕上げられるそうで、フロントグリルやフロントバンパー、ドアサイドミラー、アウタードアハンドル、そしてスペアタイヤカバーは全てブラックアクセントに変更されるそうです。

足もとについても17インチアルミホイールが装備され、乗降りし易いようにサイドステップも標準装備。

そして一部パーツ類には”Final Edition”の専用バッジを貼付するなど、一目で特別仕様車とわかるような差別化も施されているようです。

内装については特別な情報は無さそうですが、オレンジのオーナメントパネルが採用されたり、中東ユーザー好みのベージュカラーが採用される可能性も高そう。

ちなみに中東トヨタ及び中央アジア駐在員事務所代表であるKei Fujita氏によれば、「FJクルーザーは、トヨタの豊かな歴史の中で最も象徴的なSUVの1つであり、永続的な思い出を残してくれます」と述べ、加えて「この車両の優れたオフロード性能、スタイル、パフォーマンスの組み合わせは、砂漠での冒険でも日常の活動でも同じように扱うことができ、ドライバーや乗員がどこに向かうにしても、快適で信頼できる体験を提供します」とコメントしています。

FJクルーザーのパワートレインは、これまで通り排気量4.0L V型6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力270hp/最大トルク380Nmを発揮。

価格帯については明らかにされておらず、2022年秋頃よりデリバリーがスタートする予定とのことですが、おそらく最後のクロカンモデルとして即完売する可能性が高そうですし、今後高額値で取引される可能性が高そうです。

既にプレミア価値が!新車価格よりも2倍以上にて取引されているFJクルーザー

いよいよ2022年12月をもって生産終了となるFJクルーザーですが、実は北米市場などを中心に高額値で取引されていることが明らかに。

トヨタのオフロードクロカン系で新車価格以上の高額値で取引されているモデルといえば、新型ランドクルーザー300/ランドクルーザー200/レクサス新型LX600/LX570などが挙げられますが、実はFJクルーザーも新車価格の2倍以上にて転売されているとのこと。

前回のブログでもご紹介の通り、海外オークションサイトeBayにて、2008年式&走行距離が1,600km未満のFJクルーザーでも、日本円にして約900万円で取引されているようです。

TRDパッケージ付きのFJクルーザーは今後高騰するかもしれない?

但しこのモデルは、特別なメーカーオプションとなるTRDパッケージが設定されているそうで(eBayの情報によれば、TRDパッケージ装着車の流通量は極めて少ない模様)、排気量4.0L V型6気筒エンジンをベースにしつつスーパーチャージャーパッケージを搭載することにより、最高出力304hp(+68hp)/最大トルク452Nm(+92Nm)を発揮するとのこと。

オフロードでの走破性だけでなく、オンロードでのパフォーマンスも向上しているFJクルーザーですが、今後こういったパッケージングオプションの希少性も高まりそうですし、2022年12月の生産終了で更にプレミア価値が付くかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS