フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンのアダプティブクルーズコントロール(ACC)有無&外気温10度未満の高速燃費は?ACCの精度も向上し、加減速はかなりナチュラルに

ACC有無&外気温10度未満&雨天時の高速道路+下道燃費はどれぐらい?

続いて、ホンダ新型ステップワゴンの燃費をチェックしていきましょう。

ACC機能有無や、外気温10度未満、そして雨天時の高速道路+下道走行時の実燃費はどの程度異なるのか非常に気になるところ。

ちなみに走行条件としては、車内に大人3人、フロント&リヤシートヒーターON、エアコンはフロント・リヤ共に足もと(フロントウィンドウ込)に風量レベル2ぐらい、エアコン温度は26度に設定。

内訳としては、高速道路が125km(75%)+下道が42km(25%)ということになり、ACC有無などの詳細は以下の通り。
※オーナーズ専用アプリのHonda Total Careにあるドライブノート情報を参考にしています

[往路]・・・ACC設定無し
◇走行距離:69.7km
◇平均燃費:16.5km/L
◇ガソリン消費量:4.2L

[往路&復路]・・・ACC設定無し
◇走行距離:24.8km
◇平均燃費:18.5km/L
◇ガソリン消費量:1.3L

[復路]・・・ACC設定有り
◇走行距離:72.4km
◇平均燃費:16.2km/L
◇ガソリン消費量:4.5L

上の一覧にある通り、往路の高速道路はACC未設定でドライバーのアクセルワークでの移動となりましたが、復路の高速道路ではオールACCのみ。

こうして見比べてみると、ほぼ同じ外気温10度未満で雨天時、エアコン&シートヒーター設定有りだと区間平均燃費は大きく変わらず(0.3km/L差)といったところ。

運転後の疲労度としては、言わずもがなACC設定有りの時の方が足元でのアクセル操作が無いので非常に楽でした。


夜間の高速走行時でも車線維持支援システム[LKAS]は優秀だが…?

続いて夜間の高速道路走行中による車線維持支援システム[LKAS]ですが、車線内を維持して走行できるようにステアリングを維持してくれるもので、直線走行時はほぼど真ん中を走行することがほとんどですが、ちょっとしたRがかかるコーナー/カーブになると、外側の車線に沿って走行することが多く、それもおそらく追い越し車線を走行する車両との接触を避けるためだと推測。

但しその一方で、追い越し車線を走行しながらカーブに入っていくと、今度は走行車線側(中央線)寄りに走行することが多いため、走行車線を走る車両を追い越す際は自身のステアリング操作で可能な限り運転席側に寄るように走行した方が良いかもしれませんね(あくまでも実際に走らせてみての感覚的な話になってしまった恐縮ですが…)。

新型シビックタイプR(FL5)のLKASはかなり楽しい

ただ不思議なことに、これが新型シビックタイプR(FL5)になると走行車線&追越し車線ともにイン側を攻めるよう車線維持支援システムが働くため、これはこれでシビックタイプRの足回りを考慮して専用プログラムを取り込んでいるのかもしれません。

シビックタイプRで高速道路を走らせると、LKASがここまで鋭くて楽しいとは予想もしていなかったため、是非ともその違いも含めて体感してほしいところです。

以上が新型ステップワゴンの高速道路走行インプレッションとなりますが、これから更に外気温も低く、エリアによっては雪が降っているところもありますから、ACCを活用する頻度は少なるとは思うものの、一方で冬場でも快適且つゆったりと活用できるのもこのモデルの魅力の一つ。

ただその一方で、降雪エリアではフロントバンパーに雪が付着したり、凍結や霜の関係で予防安全装備用のカメラが機能しなくなることがほとんどなので、そういったときのドライビングはより一層注意が必要になります。

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