フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンが納車されてもうすぐ6か月。SNSで何かと批判の多かったスイッチ式シフトの使い勝手は?日産の新型セレナ(C28)とも見比べてみよう

時が過ぎるのは早いもので、気が付けば私の新型ステップワゴンも納車後半年を迎えようとしている

2022年6月に納車されて、もうすぐ6か月が経過しようとしているホンダのフルモデルチェンジ版・新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]。

走行距離も4,000kmを突破し、普段使いから子供の習い事の送迎、長距離移動まで幅広く活用している一台ですが、今回はもうすぐ納車後半年を迎えるということで、改めて内外装デザインを見ていき、更に2022年11月28日に発表された日産の新型セレナ(Nissan New SERENA, C28)の、”とある”部分を比較していきたいと思います。

早速新型ステップワゴンをチェックしていきたいと思います。


新型ステップワゴンのフロントマスクは何だかんだでシンプルで良い

まずは新型ステップワゴンのエクステリアから見ていきましょう。

実際に納車されて6か月が経過しようとしていますが、エクステリアデザインの完成度は個人的に高いと考えていて、先代のツルンとしたバンパーデザインを踏襲しつつ、ヘッドライト意匠を新型ヴェゼル(New Vezel)や新型シビック(New Civic)、そして2023年4月に発売される新型ZR-Vと共通のリフレクター式三眼LEDヘッドライトに統一したところは美しい所。

ここ最近のホンダのデザイン言語は、他社のようにフロントマスク全体を大口グリルにするのではなく、”エネルギッシュ”というよりもマイルド顔にすることで欧州チックな雰囲気を醸し出していますが、この点はユーザーによっては好みは分かれるとは思うものの、個人的に「ホンダもオシャレな車を作るようになったんだな」と思うところ。

バンパー面積が大きいからこそ、虫の死骸の付着がめちゃくちゃ目立つ

ただその一方で、グリル面積が小さくもバンパー面積が大きいために、夏や秋頃の高速道路走行中に付着する虫の死骸の目立ち方が異常なため、個人的にこの点は「何とかならんかなぁ」と思ったり。

新型ヴォクシーは虫の死骸が目立ちにくい?

一方で私が別に所有するトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)は、バンパー面積が小さくもグリル面積が大きい上に水平基調のグリルバーが多く設けられているため、大量に虫の死骸が付着しても「そこまで目立たない」というのが正直なところ。

改めてこうして見比べてみると、新型ステップワゴンとヴォクシーではデザインの方向性は大きく異なるものの、それぞれの良さがあるのもまた事実ですし、こういった細かい比較インプレッションができるのも同時所有の魅力の一つだったり(←あくまで個人的な見解です)。

ミニバン初心者の私が受けたロングボディの洗礼

ちなみに、新型ステップワゴンを所有してのメリットでありデメリットと感じたポイントとしては、その伸びやかなロングボディ。

ノーマルボディAIRで全長4,800mm、エアロボディSPADAで全長4,830mmもあるため、サイズ感としてはかなり大きく感じられますが、その一方で全幅は1,750mmとそこまでワイドではないんですね。

これは実際に私が経験したことなのですが、新型ステップワゴンの全幅に気を取られていたあまり、進入入口と出口が狭いところで曲がろうとしたところ、ステップワゴンのロングボディにあまり注意していなかったために、リヤタイヤのサイドウォールを擦ってしまうという軽い単独事故がありました。

結果的にタイヤ交換が必要となるようなダメージではなく(ホイールも擦っていなかった)、他人を巻き込むような事故ではなかったのが不幸中の幸いですが、こういったところでミニバン初心者&ロングボディの洗礼を受けることになるとは…

それからはステップワゴンに限らず、ヴォクシーでも狭い道を走らせるときはより一層注意して走行する心がけています(他の車種ももちろん同じように注意して走行しています)。

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