ホンダ大丈夫か…中国向けHEVモデルを対象に20万台以上の大量リコールの恐れ。更にアメリカでは新型CR-VやHR-Vなど累計170万台以上がリコールの対象となる恐れ

ここ最近のホンダは様々なを不具合・問題を抱えているようにも見える

今回の中国でのブレーキペダルセンサーの不具合とは異なりますが、ここ最近のホンダの新型車(特に電動テールゲート装着車)でバッテリー上がりなどの不具合が頻繁的に発生している模様。

私がお世話になっているホンダディーラーや、ブログ読者で新型ステップワゴン/ヴェゼルオーナーの方々からもバッテリー上がりに関する報告を頂いているため、根本的なところでのミスや問題を何かしら抱えているようなイメージが持たれてしまうのもちょっと残念なところ。

仮に今回の電動テールゲートのバッテリー上がりが、リコールもしくは改善対策として届け出される場合、その対象台数も数万単位に上ると思いますし、基本設計やプログラム構成が日本市場向けだけでなく海外市場でも共通であれば、その規模も数十万台単位まで大きく膨れ上がるのではないかと予想されます。


2022年の紅葉シーズンに発生したいろは坂でのトラブルも?

あとは2022年の紅葉シーズンに、栃木県の峠道でお馴染みとなるいろは坂の上りにて渋滞が発生し、ホンダ・ヴェゼルやフィットのHEV車ばかりがトラブルで止まってしまったことがSNSでも大きな話題となりましたね。

これは現行のデュアルモーターシステムe:HEVモデルではなく、先代の1モーター式システムのSPORT HYBRID i-DCD搭載車がトラブルで停止となっていました。

この1モーターハイブリッドモデルは、走行用バッテリーの容量に余裕があるときにモーターだけのパワーで走りだすことが可能で、モーターはゼロ回転から大きいトルクを引き出すことになるわけですが、それだけバッテリー残量を必要とするため、特にいろは坂の上りで渋滞となるような場面が続けば、何度も発進を繰り返してバッテリーを消耗することになります。

これに合わせて、先代ヴェゼルに採用されていた乾式のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)も、上り坂でブレーキとアクセルを繰り替えしていれば、乾式のクラッチ板がオーバーヒートして焼き付く恐れもあるため、こうした複数の不具合で走行停止トラブルになったのだと考えられます。

話は大きく脱線してしまいましたが、先ほどのブレーキペダルやテールゲート、そしてアメリカでの推定170万台を超える大規模リコールの恐れがあることから、日本市場向けも何かしらの大規模リコールが起きるのでは?と不安になるのも不思議ではないと思います。

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Reference:CARSCOOPS, Reuters, Bloomberg