フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)の人気恐るべし…今度は豪州にて1年分の受注が僅か24時間で完売。ヘネシーがレーシング仕様の新型ヴェノムF5レボリューションを発表

アメリカ・ヘネシーが過激すぎるレーシングカーを世界初公開!

続いては、アメリカ・テキサスに拠点を置くチューナーブランドのヘネシーパフォーマンスが、新型ヴェノムF5をベースにしたハイパフォーマンスモデル・新型ヴェノムF5レボリューション(Hennessey Performance New Venom F5 Revolution)を世界初公開しました。

ブガッティ・シロンスーパースポーツ300+(Bugatti Chiron Super Sport 300+)や、シェルビースーパーカーズ新型トゥアタラ(SSC New Tuatara)といった最高速500km/h付近を得意とするモンスターマシンを競合とするヴェノムF5ですが、今回発表された個体は直線番長ではなくコーナリングを重視したサーキット仕様。

つまり公道走行は認められないレーシングカーになるわけですが、そのパフォーマンスは圧倒的で、車体重量の軽量化はもちろんのこと、グリップ力を大幅に高めた一台に仕上げられています。


400km/hに到達した時点で363kgものダウンフォース量を発生

こちらが今回公開された新型ヴェノムF5レボリューション。

従来のヴェノムF5もエクストリームな見た目で攻撃的でしたが、巨大リヤウィングやサーキット志向のエアロダイナミクスパーツを備えることで、見た目や走行バランスを大幅に向上。

特に手動調整可能なワイドカーボンファイバーリヤウィングは、トップスピードが400km/hに到達した際に363kgものダウンフォース量を発生。

この他にも、大型のフロントスプリッターやダイブプレーン、ワイド化されたリヤディフューザーなど、細部に渡ってエアロパーツの修正が施され、パーツの多くがカーボン素材ということもあって車体重量も1,361kgとコンパクトカー並みの軽さ。

足回りにおいても、大型のカーボンセラミックブレーキローターを標準装備することで、より強力なブレーキング性能を獲得。

パワートレインはもちろんノンハイブリッドの排気量6.6L フューリーV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力1,842psを発揮、トランスミッションはオート化されたシングルクラッチトランスミッションを介して後輪(MR)へと伝達されます。

エンジンルームからは相当な熱を発することになりますが、これを防ぐためにもルーフスクープを設けることにより、空気を取り込んでエンジンを冷却。

開発者「ここまで限界性能を引き出したモデルの開発は初めて」

見るからに刺激的で楽しそうなヴェノムF5レボリューションですが、実はこのモデルを開発したのは、シボレー・コルベットZ06やキャデラックCTS-V等の開発を携わった元GMのジョン・ハインロケット・ハインリシー氏で、おそらくここまで限界性能を引き出したモデルの開発は取り組んだことがない、と自信を示すほど。

リヤウィングのサイド部には、アメリカの国旗も。

内装も非常にスパルタンで、レッドの本革表皮に加え、バケットシートフレームやオーナメントパネル類は全てカーボンファイバーを使用。

座面は軽量化も兼ねて必要最小限の本革表皮に抑えていますね。

世界限定24台のみ!価格は日本円で約3.6億円

ちなみにこのモデル、世界限定24台のみ製造する予定で、車両本体価格は270万ドル(日本円に換算して約3.6億円)と、従来のヴェノムF5クーペ(210万ドル)とヴェノムF5ロードスター(300万ドル)の中間的な価格帯となっています。

実車については、2023年1月15日に開催されるマイアミモーターカー・カヴァルケードコンクールデレガンスにて世界初公開予定となっています。

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Reference:DRIVE, CARSCOOPS