これがトヨタ・ヤリスクロスのレクサス版となる新型LBX?新型プリウスのようなハンマーヘッド風で勝負し購入層を拡大?しかし心配なポイントも

レクサスの新たなエントリークロスオーバーには期待したいが、それ以上に不安なこともある

2022年7月19日に発表/同年8月8日に発売されたトヨタの一部改良版・新型ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)。

トヨタを代表するBセグメントSUVとしてラインナップされるも、2022年12月末で多くのバックオーダーを抱えることとなり受注一旦停止となりました。

とても使い勝手の良いコンパクトSUVのヤリスクロスですが、このモデルをベースとしたレクサス版の新型LBX(仮)が2023年春頃~夏頃にデビュー予定との噂が一部のカーメディア等で報じられる一方、国内カーメディアSpyder7さんも本モデルの完成イメージレンダリングを公開しています。

早速、LBX(仮)の完成イメージレンダリングをチェックしていきましょう。


新型LBX(仮)のエクステリアはこうなる?

via:Spyder7

こちらが今回、国内カーメディアSpyder7さんが公開した新型LBX(仮)の完成イメージレンダリング。

非公式レンダリングとなるため、必ずしもこのデザインで登場するとは限りませんが、やはり最も気になるのはフロントマスク。

レクサスのこれまでの伝統ともいえるスピンドルグリルを廃し、トヨタのキーンルックグリルが設けられる一方、U字型のグリルガーニッシュは現エントリーコンパクトクロスオーバーのUXに近いものがありますね。

レクサスは、徐々にスピンドルグリルとの決別を図っている?

ちなみにレクサスといえば、フルモデルチェンジ版・新型NXからスピンドルグリルのアッパー面積をコンパクトに仕上げ、その後に登場した新型LX600では、スピンドルグリルフレームを廃止にすることで壮大さを演出(おそらく「枠にとらわれない陸の王者」であることを表現するためだと推測)。

そして2022年11月18日に発売された新型RXでは、遂にレクサスの伝統でもある「スピンドルグリルをぶっ壊す」ため、新デザイン言語であるスピンドルボディを採用しましたが、もしかすると次に登場するであろうLBX(仮)では、スピンドルボディに近いデザイン言語となるか、更なる変化を遂げるためにトヨタに近いキーンルックグリルを採用することが考えられるかもしれませんね。

新型LBX(仮)では、トヨタ新型プリウスのようなデザイン言語も?

via:Spyder7

改めてLBX(仮)の完成イメージレンダリングを見ていきましょう。

ヘッドライト意匠はレクサスのアイコンともいえるL字型(アローヘッド)LEDデイタイムランニングライトと、二眼タイプのLEDヘッドライトを搭載。

そしてフロントアッパーグリル部分は切り欠きのように細く、まるでトヨタ新型プリウス(Toyota New Prius)のシャークヘッドのようにも見えたり。

ちなみにこちらが、新型プリウスのフロントマスク。

伸びやかなハッチバックボディと、まるで電気自動車を彷彿とさせるような近未来的なフォルムとデザインはプリウスそのものですが、よりアグレッシブさが増したフロントマスクは、今後のトヨタだけでなくレクサスにも通ずるものがあるのかもしれませんね。

新型LBXでは、ヤリスクロスと同じTNGA-Bプラットフォームとパワートレインを設定?

Spyder7さん曰く、LBX(仮)に採用されるプラットフォームは、ヤリスクロスと同じTNGA-Bがベースになるとのことで、駆動方式は必然的に前輪駆動[FF]ベースとなり、ボディサイズもBセグメント相当のコンパクトボディになるとのこと(全長は4,180mmよりも長い?)

そしてパワートレインについては、ヤリスクロス同様に排気量1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組み合わせた新世代ハイブリッドとなる可能性が高いとのことですが、ガソリンモデルやプラグインハイブリッド(PHEV)、更にピュアEVグレードまで展開されるかは不明。

2ページ目:リーズナブルな価格帯で若年層へと拡大することも期待できるが、それ以上の心配な部分とは?