これ日本で起きたら更に荒れるな…納車されて1週間も経たずにテスラ新型モデルYのステアリングが外れるトラブルが発生!その後オーナーのもとに修理代の請求が…

ステアリングホイールが外れる不具合は、過去にモデル3でも発生していた

テスラの大人気クロスオーバーモデルとなる新型モデルY(Tesla New Model Y)。

テスラは現在、日本市場だけでなく中国市場でも大幅な値引きに踏み切り、他の競合メーカーにはない「業界トップクラスの安価なコストにて製造」しています(厳密にはフェラーリに次いで世界2位の利益率を確保している)。

もちろん、安価な製造コストを持つだけでなく、様々な不具合をリモートアップデートOTA(Over The Air)にて対応することにより、人件費の削減や販売拠点を最小限に抑えるなど、まさに自動車業界の常識を根底から覆すパイオニアでもあるわけですね。

そんな斬新な発想で業界のトップを走るテスラですが、安価な製造コストによる影響だからなのか、徹底した品質管理が行き届いていないからなのか、オーナーに納車されたばかりの新型モデルYのステアリングホイールが外れるというとんでもないトラブルが発生しています。


徹底した品質管理や検査がしっかりしていれば、このような問題が起きることはなかったと思うのだが…

こちらが今回、アメリカにて発生したという新型モデルYのステアリングホイールが外れるという不具合。

これはTwitterユーザーでオーナーの@preneh24氏が投稿したもので、2023年1月24日に同氏のもとへとモデルYが納車されたもの、同月30日には上の画像のようにステアリングホイールが外れてしまいました。

「まだ納車されて1週間も経過していない」にも関わらず、走行中に異音が発生するとともにステアリングホイールが外れてしまい、最終的にレッカー車にてディーラーへと運ばれる事態に。

テスラは無償修理せず、オーナーに修理費を請求

そしてちょっと驚きだったのは、今回のステアリングホイールの脱落について、本来であればテスラ側が無償にて負担し、品質管理や出荷前の段階で判明したであろう検査が不十分だったおそれを調査する必要があるわけですが、何とテスラ側がオーナーに対して103.96ドル(日本円に換算して約1.3万円)の修理代を請求してきたとのこと。

これについて@preneh24氏は、テスラCEOであるイーロン・マスク氏に直接メッセージを送っていますが、果たしてこのメッセージが彼のもとに届くかどうかは不明で、今後もこの問題が埋もれてしまった場合、また同じことが繰り返されるかもしれませんね。

そもそもなぜステアリングホイールが外れてしまったのか?

そしてもう一つ気になるのが、「ステアリングホイールが外れてしまったのか?」ということですが、現時点で具体的な原因は明らかになっていないものの、2020年に発生したモデル3のステアリングホイール外れの例を見ていくと、もしかするとステアリングコラムに固定するボルトが締結されていなかった恐れがあり、そうなるとテスラの製造側に問題があったことになります。

これだけ様々なトラブルを抱えているテスラですが、なぜかリコールや改善対策、製造・販売停止といった大事になっていないのも不思議なところです。

2ページ目:今回のモデルYやモデル3以外にも、納車初日から更にとんでもないミスが発覚したモデルXが話題に?!