トヨタ新型ヤリス/ヤリスクロス/RAV4 PHVに計2.5万台以上の大量リコール!更にスバル新型WRX S4/レヴォーグ/レガシィの計5万台以上にも通信関連のリコール

最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止する恐れアリ

続いて、トヨタRAV4 PHVの1車種・計2,481台にリコール。

不具合内容としては、プラグインハイブリッドシステムにおいて、バッテリの充放電制御が不適切なため、EVモードの継続使用によりバッテリ電圧が低下した際、急加速を行うと、想定以上に電圧が低下することがあるとのこと。

そのため、警告灯が点灯しハイブリッドシステムが停止するおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

 

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、既に1件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[RAV4 PHV]
・6LA-AXAP54/A X A P 5 4 – 0 0 0 1 0 0 1~A X A P 5 4 – 0 0 0 3 4 9 0/令和 2 年 4 月 28 日~令和 3 年 6 月 17 日/2,481台

改善措置としては、全車両、ハイブリッドビークルコントロールコンピュータのプログラムを対策仕様に修正するリコール作業を実施するとのことです。


通信機能が停止する恐れアリ?

最後は、スバルのフルモデルチェンジ版・新型WRX S4/レヴォーグ(Subaru New Levorg)/レガシィ(Legacy)の3車種・計51,613台にリコール。

不具合内容としては、テレマティクスシステムの構成部品であるデータコミュニケーションモジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、車両製造後から一定期間経過後、通信機能が停止するものであるとのこと。

そのため、保安基準第43条の8(事故自動緊急通報装置の基準)に適合しないとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、海外市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[レヴォーグ]
・4BA-VN5/VN5-002043 ~ VN5-044361/令和2年11月2日 ~ 令和4年10月3日/37,056台

・5BA-VNH/VNH-002001 ~ VNH-005058/令和4年1月26日 ~ 令和4年10月3日/2,476台

[レガシィ]
・4BA-BT5/BT5-002013 ~ BT5-012182/令和3年12月7日 ~ 令和4年9月21日/9,362台

[WRX S4]
・5BA-VBH/VBH-002009 ~ VBH-004999/令和4年1月26日 ~ 令和4年10月5日/2,719台

改善措置としては、全車両、データコミュニケーションモジュールの制御プログラムを対策プログラムに書き換えるリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①