アダプティブクルーズコントロール(ACC)有りと無しでどれだけ燃費は変わる?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタで往復 約470kmの高速インプレッション!

トヨタのアダプティブクルーズコントロール[ACC]性能は優秀?

そして今回のトヨタ新型シエンタの高速道路移動で一番気になるのが、往路の高速道路でアダプティブクルーズコントロール(ACC)を使用しない場合と、復路の高速道路で常時アダプティブクルーズコントロール(ACC)を使用した場合で、どれだけ燃費が異なるのかということ。

残念ながら、トヨタのマイカーログでは、ホンダトータルケアアプリのように区間走行時の厳密なガソリン消費量が表示されないため、とりあえず区間走行距離と区間平均燃費から算出することに。

その結果、往路①~③は24.0km/Lに対し、復路①~③は23.2km/Lという結果となり、往路のアダプティブクルーズコントロール(ACC)無しでの燃費の方が0.8km/L優れているという結果に(それだけACCも人間の操作に近くなった?)。


往路と復路では走行条件が異なる部分も

ただ、先述にもある通り外気温の低さの関係で復路はエアコンをフル稼働しておらず、往路はエアコンを稼働していない状態だったため、もしも復路でエアコンをフル稼働していたら、更に燃費は悪化していたかもしれませんね。

具体的なEV走行比率までは確認できていないものの、旧世代ハイブリッドシステムでも高速道路では速度の関係もあって20%~30%に到達すれば十分な方だと思いますし(確か80km/LだとEVのみでの走行はできなかったと記憶)、エンジン駆動の割合が多くとも、冬場という悪条件のなかでも23km/L以上の低燃費を発揮できるのは十分。

それだけ低回転域での走行割合も多いということなのかもしれませんし、ダイレクトシフトCVTを採用することにより、従来のCVTのメリットであるスムーズで低燃費な走りを生むプーリーとベルトに、発進用ギアを追加したことで、低速から高速域までレンジを拡大したことも大きな要因の一つなのかもしれませんね。

高速道路移動時の疲労度はACC有無で大きく異なる模様

あと、これは人によって様々だと思うので参考までではありますが、妻曰く、ACC有と無しでは運転後の疲労感は大きく異なるそうで、やはりアクセル操作を必要としないACC有の方が断然楽とのこと。

OTAアップデートによる各IC/PA/SAの到着予想時刻が追加されたのはグッド

あとは、2023年2月1日にディスプレイオーディオのOTAアップデートのお陰で、各インターチェンジ(IC)/サービスエリア(SA)/パーキングエリア(PA)の到着予想時刻が表示されるようになったため、「あとどれぐらいの時間で次のPA/SAに到着できる」という安心感も得られたそうです。

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