フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)納車後雑感!音声ガイドのレスポンスは良好…上位グレードG優先で生産が進んでいる?

日産の新型エクストレイル(T33)はGグレードを優先的に生産している?

そしてここからは、私がいつもお世話になっている日産ディーラーや、当ブログ読者様で新型エクストレイル(T33)を購入・契約された方、既に納車済みの方々からの情報を集約したものになりますが、どうやら本モデルは上位グレードG[2WD/e-4ORCE]を優先的に生産しているとのことで、中間グレードXやエントリーグレードSの納期が少しずつ遅れ気味になっているとのこと。

前回のブログでは、エクストレイル(T33)の一部グレードで半年以上の納期遅れが起きていることをお伝えしましたが、どうやらその納期遅れもXグレードやSグレードが中心になっている可能性が高いとのこと。

Xグレードは、全体で2番目に人気の高い訴求グレードですから、それだけバックオーダーも多く抱えているのだと考えられますし、一方でオプション装着率や利益率の高い上位グレードGを優先的に製造するというのは、(この情報が事実であれば)メーカーの判断としては誤りではないものの、納車待ちからすれば「いやいや、それはおかしいでしょ」となるのは当然と言えば当然。


結局、バックオーダー分を全て捌くのにどれぐらいの期間を要するの?

もう一つ気になるのは、新型エクストレイルe-POWER(T33)のバックオーダー分を全て捌き切るのに、どれだけの期間・納期がかかるのか?ということ。

新型エクストレイル(T33)の発売時期が2022年7月25日ですから、仮に同年8月から新車販売・登録がスタートしたとして、一般社団法人・日本自動車販売協会連合会によるランキングを参考にすると以下の通り。

【月別での新型エクストレイルe-POWER(T33)新車・登録台数一覧】

2022年8月:2,151台(21位)
2022年9月:3,395台(19位)
2022年10月:1,761台(27位)
2022年11月:1,928台(27位)
2022年12月:1,319台(33位)
2023年1月:1,517台(36位)


2022年8月~2023年1月の累計台数:12,071台

2022年8月~2023年1月の累計登録台数が12,071台なので、月平均だと約2,012台という計算に。

ちなみにこの1.2万台ですが、ユーザー車両だけでなく全国の日産ディーラーの展示車・試乗車といったデモカーも含まれての台数になります。

そして1.2万台という台数は、エクストレイル(T33)が発売されて僅か2週間で到達した受注台数でもありますから、おそらく現時点では全国累計2万~3万台程度のバックオーダーを抱えていることが予想されますし、そう考えると2023年内に全てのバックオーダーを捌き切るのはちょっと厳しいかもしれませんね。

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