芸が細かい!フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)で雨の日の高速道路へ!燃費は下りメインで「15km/L」以上と十分だが、一方で不満に思うことも

改めて新型シビックタイプR(FL5)の予防安全装備は充実している

2022年10月に私に納車されてもうすぐ6か月が経過する、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

前回のブログにて、シビックタイプR(FL5)のアダプティブクルーズコントロール[ACC]の精度に加え、高速道路での実燃費を評価しましたが、今回は雨の日の高速道路でのACC評価に加え、晴れの日との燃費の違いも比較できればと思います。

基本的に走行する場所は同じで、晴れの日の高速道路(ACCメイン)+下道での実燃費は以下の通りとなります。

[往路]
走行距離:39.7km
平均燃費:12.5km/L
ガソリン消費量:3.2L
走行時間:52分


[復路①]
走行距離:29.8km
平均燃費:15.6km/L
ガソリン消費量:1.9L
走行時間:29分

[復路②]
走行距離:10.0km
平均燃費:11.8km/L
ガソリン消費量:0.8L
走行時間:15分


ウェットな路面ながらも高速道路での走りは安定的

早速、新型シビックタイプR(FL5)にて高速道路をインプレッション。

片側1車線の高速道路区間で速度制限は70km/hとなっていますが、この日は車通りも多く、周りの流れに合わせて走ると65km/h~70km/h辺りを行ったり来たり。

ホンダのアダプティブクルーズコントロール[ACC]のやり方は、過去のブログにてご紹介済みなので省略しますが、ACC並びに車線維持支援システム[LKAS]を併用すると、上の赤四角のようにシビックタイプR(FL5)のアイコンと両サイドの白線を読み取るようなアニメーションが表示されます。

スポーツカーで車線維持支援システムが搭載されるのはナンセンス?

路面はウェット気味で、水たまりはそこまで多くないものの、直線での走行安定性と安心感は高めですし、ちょっとしたRが大きめのカーブでも路面をわし掴みするように張り付いて通過するところはグッド。

そして両サイドの白線の幅が狭いからなのか、定期的にステアリングに振動が伝わってきて修正が入って煩わしさはあるものの、ほぼほぼ中央を走行するような設定で長距離移動時には快適。

ちなみに他に所有する日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)では、車速連動式のレーダークルーズコントロールは搭載されるものの、車線維持支援システムは搭載されておらず、あくまでも警報のみの機能となっているため、この辺りの安全装備の充実度はシビックタイプR(FL5)の方が上。

ただし、これはあくまでも装備面での話になるため「スポーツカーのシビックにステアリング補整を設けるのはナンセンス」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんし、そういった方のためにもON/OFF設定がありますし、ステアリング補整の感度・レベルを調整することも可能になっているのは有難いところです。

前方車両の走りがアニメーションと連動しているのもユニーク

今回ACCを活用していて、「芸が細かいなぁ」と改めて感じたのが前車のアニメーション。

トヨタや日産の場合だと、ACC活用時は自車や前方車両のアイコンが表示されても、動きに合わせたアニメーション設定は特に無いかと思いますが、ホンダの場合は自車のアイコンだけでなく、前方車両のアイコンも細かく設定されています。

例えば上の画像の赤矢印にある通り、前方車両が実際に左側の白線寄りを走行しているのを検知して、アニメーションでも左白線寄りで走らせるようなアニメーションになります。

少し車間距離が縮まれば、前方車両のアイコンも少し大きくなりますし、この辺りの作りも非常にこまやか。

あとは前方車両が一般車両やバス、トラック、バイクでもアニメーションが変わるのはユニークですが、ときどきワンボックスカーをバスと間違えて表示するところは愛嬌があって良きところ。

前方車両が車線中央を走行すれば、このような形でアニメーションも修正してくれるのも素晴らしいところ。

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