これまた荒れそうだな…トヨタ新型GR86がまたもサーキット走行中にエンジンブロー!トヨタは保証修理を拒否→YouTubeにて動画が拡散されたことでトヨタ側の対応はどうなる?

2023-06-12

(続き)トヨタ新型GR86のメーターにエンジンチェックランプが点灯し…

しばらくすると、赤矢印の通り、エンジンチェックランプが点灯しました。

ドライバーがようやく車体を止めようとした瞬間…

何とトヨタ新型GR86のエンジンから大量の煙が…

このときの出来事についてドライバーは、「最初はエンジンの異音というよりも、フェンダーライナーか何かが外れてタイヤにぶつかっているのではないかと思った」と述べ、加えて「ヘルメットをかぶっていたので、ウォームアップ中にエンジンが故障するとは全く予想していなかった。最終的には大きな異音が更に大きくなり車を止めた」とコメント。

またドライバーの説明によると、GR86の当時の走行距離は30,500km(19,000マイル)で、サーキットでの走行会が始まる前日に、5W30オイルを投入していたことを明らかにしています。


エンジンブロックの上部に穴が開く!これに対してトヨタは保証修理を拒否

その後オーナーは、アメリカ・マサチューセッツ州リトルトンのアクトン・トヨタのディーラーに車両を持ち込んで車両チェックを依頼したところ、何とのエンジンブロックの上部に穴が見つかったとの連絡が。

この問題は、以前にもスバルBRZなどにて発生していたことが報告されていますが、トヨタ側としては今回の修理保証は「サーキット走行を行っている(サーキット走行中に発生しているため)対象外」だと主張(トヨタの主張は間違っていない)。

車はサーキットへと持ち込まれ、サーキット走行したことが保証外の理由であることを説明していますが、過去にサーキットにてGR86がドリフト走行 → エンジンブロー → トヨタ側が修理拒否 → SNSにて拡散されて自体が一変 → トヨタが保証修理していたという事例を知っていたため、到底納得のいかなかったLUNKは、トヨタメーカーに直接連絡するも、回答内容としては同じ否定的な内容だったと語っています。

自腹の場合、エンジンの修理費用は日本円で約180万円

ちなみに、今回のエンジン修理が保証修理できない場合、交換費用として約13,000ドル(日本円に換算して約180万円)を自腹で支払う必要があるわけですが、今回YouTubeにて動画を投稿したことで瞬く間に拡散され、2023年5月27日の早朝時点で視聴数は11万回を突破。

良くも悪くもSNSの拡散力を利用することで、ディーラー並びにメーカーの対応が妥当だったか否かを確認することは出来るものの、最終的にはメーカーイメージを維持するためにも「やっぱりメーカー保証で修理する」といった例が過去にもあるだけに、今回の一件も今後トヨタが意見を変えることになるのか注目していきたいところです。

【追記】その後、トヨタ側が無償修理にて対応することに!

【2022 Toyota GR86 engine failure (warranty denied for “racing”)】

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Reference:Reddit, motor1.com