アクセルペダルに伝わる振動量が全然違う?トヨタ新型ヴォクシー(ノア) vs ホンダ・ステップワゴン vs 日産セレナe-POWERルキシオン(C28)の3台同時比較インプレッション!
ちょっとマニアックだが、改めて意識すると気になるポイントを比較していこう
ミドルサイズミニバン御三家となるトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)と、ホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)、そして日産の新型セレナ(Nissan New Serena, C28)。
これら3車種を実際に購入・所有してみての同時比較インプレッションを実施してきましたが、今回はアクセル・ブレーキペダルに伝わる振動などのフィーリングや、エンジンの唸り・静けさなどを比較していきたいと思います。
ただしここで注意してほしいのは、今回比較する3車は、以下の通りハイブリッドモデルのみになります。
※ガソリンモデルだとまた評価が変わる可能性があります
◇トヨタ・ヴォクシー・ハイブリッドS-Z(3列7人乗り)[2WD]
◇ホンダ・ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(3列7人乗り)[2WD]
◇日産セレナe-POWERルキシオン(3列7人乗り)[2WD]
各モデルを実際に購入した際の総支払額については、関連記事にもまとめていますので参考にしていただけますと幸いです。
加速したときのアクセルに伝わる振動は?アクセル/ブレーキフィールの比較インプレッション
まずは、これら3車種のアクセル/ブレーキフィールの比較を行っていきましょう。
※あくまでも個人的な主観に基づく内容・感想になるので、参考程度に見て頂けますと幸いです
[トヨタ・ヴォクシー(ノア)HEV]
・アクセルを踏み込んだとき、アクセルを踏み続けているときの路面から伝わってくる振動は感じにくく(っというか振動はほとんど無い)、長距離移動・家族旅行の際はストレスに感じにくい
・ブレーキフィールに関しては、トヨタらしいブレーキの踏み始めの初動は少し強めで制動力も丁度良く感じられる
・納車当初はブレーキの抜け感があったりもしたが、合間の無料点検に加え、1年2か月所有してブレーキが馴染んできたからなのか、そういった違和感は感じにくくなった
[ホンダ・ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINE]
・アクセルを踏み込んだとき、アクセルを踏み続けているときの路面から伝わってくる振動がジワジワと伝わってくる。ノア/ヴォクシーの無振動レベルに比べると違いは顕著ではあるが、決して不快に感じるような振動ではない
・ブレーキフィールに関しては、トヨタ同様に制動力は強めではあるものの、3割以上踏み込んだときに初めてブレーキが効き始める印象(ノア/ヴォクシーに比べるとブレーキの遊びが少し大きいのか、ワンテンポ遅れる印象)
・ブレーキもしくはアクセルを離した瞬間のナチュラルな反力はステップワゴンの方が良く、ミニバン御三家の中でも最も一体感を感じる
[日産セレナe-POWER LUXION(C28)]
・アクセルを踏み込んだとき、アクセルを踏み続けているときの路面から伝わってくる振動は、ステップワゴン同様にジワジワと伝わってくる。なおセレナの場合は踏み始めて走り出した瞬間から振動が伝わってくる印象
・ブレーキフィールに関しては、ノア/ヴォクシーのように踏み始めた瞬間からブレーキが効くのではなく、2割~3割ほど踏み始めて効く印象(フィーリングはステップワゴンに近い)
・e-PedalやECOモードでアクセルを緩めつつ回生ブレーキを強めるワンペダル操作の際、アクセルを緩めながら”アクセルに伝わってくる振動の強弱”を感じながら走るというダイレクト感は中々にユニークで唯一無二感がある(他に所有するエクストレイルe-POWER(T33)では、アクセルに振動はあまり伝わってこない)
振動をほとんど感じさせない技術力の高さではノア/ヴォクシーが一番良かった
3台同時比較によるインプレッション内容としては以上の通りとなりますが、「アクセルペダルから伝わってくる振動がちょっと不快に感じられる方」、「ブレーキタッチはできるだけリニアに感じる方を求める」のであれば新型ノア/ヴォクシーがおススメ。
個人的にも、実際に3台所有してみて、長距離移動の際に体にジワジワと伝わってくる負荷やストレスを最小限に抑えたいという意味では、ノア/ヴォクシーの方が優勢のように感じられます。