これを見たら三菱の新型デリカミニが欲しくなる?納車後早速フォトグラファーさんに撮影依頼!デザインで勝負してきた三菱の大胆さと覚悟に「惚れた」

(続き)三菱の新型デリカミニを引き続きチェック!

引き続き、三菱の新型デリカミニを見ていきましょう。

正直、ここまで幅広いユーザーから注目されるようなデザインに力を注いだモデルは珍しいかと思いますが、「三菱もそろそろ全車種含めて変革を遂げなければ、成長と進化がめまぐるしいこの自動車市場を乗り切ることはできない」という危機意識を体現したモデルなのではないかと推測。

これに加えて、デリカミニのイメージキャラクターである「デリ丸。」や耳に残る「ウェイ!」という掛け声、女優の水川あさみさんをCMに起用するなど、これまでの三菱にはなかった「クルマ以外でのPRポイント」を取り込んできたところを見ると、この点でも三菱の大胆さと変革への覚悟が見られると思うんですね(今となってはデリ丸。と水川あさみさんの起用は成功だったと思う)。

【デリカミニ「デリカミニ どこでも行こう」篇 15秒】


デリカミニは「顔」だけに力を入れたわけではない

ちなみにリヤデザインは、ビッグマイナーチェンジ前のeKクロススペースの名残があるものの、リヤロアバンパーを一式変更することで、リフレクター(反射板)は水平基調から縦型基調、そしてフロントのスキッドプレート同様にシルバーのガーニッシュを追加することで輪郭を上手く演出。

フロントの変化に比べると、リヤの変化は確かに小さいですが、三菱としてはフロントマスクの変更に加えて足回りに力を入れているため、予算との兼ね合いも考えてリヤは最小限の変化に抑えたのかもしれませんね。

ただ、こうした「目に見えない変化」に対しても、まずは見た目やメーカー、ブランド力が無いと注目すらしてもらえないという危機感もあったと思いますし、そのきっかけに大胆なデザイン変更とユニークでキャッチーなテレビCMが功を奏したのではないかと思うんですね。

デリカミニは見れば見る程に、そして知れば知るほどに欲しくなる一台

以上が新型デリカミニのインプレッション並びにフォトグラファーさんに撮影いただいてのレポートになりますが、暗めのシチュエーションでの撮影技術の高さ、そしてデリカミニをよりカッコ良く見せるフォトグラファーさんのセンスと技術力にはいつも驚かされてばかり。

自然の背景とは異なり、無機質な背景での撮影でもデリカミニが欲しくなるヴィジュアルの良さがありますし、2023年6月下旬時点でも納期半年以上かかるのも納得できるほど。

改めてこのような素晴らしい画像を提供いただけたフォトグラファーさんには心より感謝です。

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