これ日本でもありそうだな…(米)トヨタ新型カローラクロス/タコマやレクサス新型NX/RXなどに累計 約11万台の大量リコール!サイドエアバッグが展開しない恐れアリ

今回はアメリカでのリコールとなるが、おそらく日本の新型車でも同様のリコールが届け出される恐れがある

北米トヨタが販売するカローラ/カローラクロス/カローラクロスHV/ハイランダー/ハイランダーHV/タコマ/レクサス新型NX/新型RXの全110,047台に大量リコール。

不具合内容としては、運転席側のエアバッグと車両を接続するワイヤーが切断される恐れがある不良部品があるとのこと。

この不具合は、2023年モデルのトヨタ車とレクサス車の幅広い車種を対象としていて、運転席エアバッグに関連するリコール対象の一種となるため、おそらくはアメリカ市場向けだけでなく、日本市場向けやその他の市場向けも対象になることが予想されます。


そもそも、なぜこのような不具合が発生したのか?

ちなみにこの不具合は、ステアリングホイールを車両に取り付ける配線織機の製造ミスが原因とのことで、トヨタが初めてこのミスに気づいたのは2023年5月。

サプライヤーが「生産上の問題が発生した」と警告したときで、この問題は特定の部品の洗浄ステーションでの汚染が原因で発生し、最終的には「フレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)」の溶接不良につながったと説明されています。

トヨタは、この問題の影響を判断するためにテストを行った結果、FFCの溶接剥離によりFFCが外れてしまい、運転席側のエアバッグが切り離される可能性があるとし、この問題の影響を受ける車両は運輸省の規制を満たしていないことになります。

最悪の場合、事故時にエアバッグが作動しない恐れアリ

さらに憂慮すべきことは、衝突時に運転席のエアバッグが作動しないことを意味していて これは安全性に明らかな影響を及ぼし、事故による怪我や死亡のリスクを高めるとしてリコールを届け出ています。

幸いなことに、FFCがケーブルのバスバーから外れると、車内の警告灯が点灯してドライバーに問題を知らせてくれますが、まずは早期的に対策品に交換する必要があります。

この問題を対処するためには、スパイラルケーブルアセンブリを検査することになり、必要に応じてユニットは無料で交換されますが、日本市場向けに関しても、もしかすると国土交通省のプレスリリースを通してリコール通知があるかもしれませんね。

2ページ目:日本でも既にリコールが届け出されたトヨタRAV4 PHVとレクサスNX450h+のリコールが、アメリカ市場向けでも同様の不具合アリ?