トヨタ新型ノア/ヴォクシーの累計新車販売・登録台数が「23万台」突破!何と両車の内訳の差は僅か「5,000台」、そして納期は未だに最大「10か月以上」

2023-09-10

(続き)トヨタ新型ノア/ヴォクシーの新車販売・累計台数「23万台」の内訳も凄かった

引き続き、トヨタ新型ノア/ヴォクシーの新車販売・登録台数を見ていきましょう。

先程の累計台数「230,796台」を月産ペースに換算すると「12,822台/月」になるわけですが、今話題となっているフルモデルチェンジ版・新型アルファード(New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)でも、月産基準台数が「8,500台」なので、これよりもはるかに多いペースであることは明確。

そしてもう一つの驚きは、両車との販売・登録台数の差が「5,046台」で、ノア/ヴォクシーのどちらかに台数が極端に偏るわけでもなくで、両車ともにバランス良く販売されているということ。

本来であれば、デザイン面の好みなどでどちらかに偏りが出ても不思議ではないのですが、ノア/ヴォクシーの場合はバランス良く売れているだけでなく、マイルド寄りのノアにノーマルボディとエアロボディの2種類を設定していることで、ユーザーの選択肢を増やしていることも大きな理由の一つなのかもしれません。

ノアは法人需要の高い車?

特にノーマルボディの場合だと、個人ユーザーだけでなく、タクシーやレンタカー、社用車といった法人向けとしても活用されているのを頻繁的に目撃するため(ドアパネルに企業のステッカーなどが貼付されている)、その影響もあってノアの方が多く売れている傾向にあるのかもしれませんね。

何れにしても、こうしてバランス良く販売することはそう簡単なことではありませんし、グレードラインナップ含めてトヨタの販売戦略は「お見事」としか言えない所。


新型ノア/ヴォクシーの納期は相変わらず長い

そしてもう一つ注目すべきが、新型ノア/ヴォクシーの納期。

2022年1月に発売されて1年6か月以上が経過し、新車販売・登録台数が23万台を突破しているにも関わらず、2023年8月中旬時点での最新納期は「最大10か月以上」という人気っぷり。

毎月1万台以上をコンスタントに販売しているノア/ヴォクシーですが、この状況が10か月先以上も続くのであれば、2024年4月頃には累計販売・登録台数も30万台を突破しているという計算にもなりますし、つまりそれだけの台数のバックオーダーを抱え続けているということに。

ちなみに最大10か月以上の長納期となっているのは、パノラミックビューモニター[PVM](床下透過表示機能付き)やトヨタチームメイト・アドバンスドパークを含めた38Cコードと呼ばれるメーカーオプション付きのハイブリッドモデルになるわけですが、既に部品・半導体不足が解消しているにも関わらず、これだけの長納期になるということは、単純に大量のバックオーダーを抱えていて大量生産に対応し切れていない?ということなのかもしれません。

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