フルモデルチェンジ版・三菱の新型ランサーエボリューションⅪはこうなる?アウディっぽいオシャレスポーツセダンになる?VWグループのセアトが自動車販売を終了するとの噂が浮上

(続き)VWグループ傘下のセアトが「自動車製造・販売」を終了するとの報道

続いて、フォルクスワーゲングループで、スペインの自動車メーカーでお馴染みとなるセアト(Seat:Sociedad Española de Automóviles de Turismo/スペインのツーリング自動車会社)が、車の生産・販売を終了するとのこと。

これは、海外カーメディアAutocarとSEATとのインタビューにて明らかになったもので、SEATが現行モデルのライフサイクルを終了すると共に、自動車の製造を終了する方向にて話が進められているそうです。

セアトのハイパフォーマンスブランドでお馴染みとなるクプラは、既に独立したブランドとして立ち上げられているため、何れセアトブランドは終了するのではないか?との噂も浮上していただけに、今回の報道はとても残念に思う所。


自動車製造・販売は終了するが、異なる役割を進める?

フォルクスワーゲングループによると、SEATの運営方法を変更するとともに、VWグループのトーマス・シェーファーCEOは、ドイツ・ミュンヘンにて開催されたIAAモビリティ2023にて、「異なる役割を進めてもらう計画がある」と説明。

つまり、セアトは自動車製造・販売を終了するだけで、セアトブランド自体は、そのまま生き残ることになるとのこと。

現時点では具体的な経営方針については不明ながらも、Autocarの予想によれば、ルノーのMobilizeと同じようなモビリティ企業となる可能性があると報じていて、実際、SEATには電動スクーターのMÓラインナップが存在するため、こちらに力を入れるのでは?との見方も。

現行のラインナップモデルは、数年間は生産され続けるものの、少なくともSEATバッジの付いた次世代モデルが登場することは無さそう。

そうなると、セアトが販売している主要モデルのコンパクトハッチバック・レオンはどうなるのか?という点ですが、今後一部改良やマイナーチェンジといったアップデートのタイミングで廃止される可能性があり、そのタイミングでクプラブランドに切り替えて販売するのでは?という見方も。

セアトは今からちょうど70年前、1953年に初めて「1400」というモデルが組立ラインから出荷され、自動車の製造を開始しました。

スペイン政府がこのブランドをフォルクスワーゲングループに売却したのは1986年になってからでしたから、フォルクスワーゲン傘下に入ってからの経営は約37年と全体の半分以上を占めています。

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Reference:Instagram(Kelsonik), autoevolution, Autocar