日本に日産スカイラインGT-Rを新品同様の美しさに仕上げるレストアショップ(奈良県)が存在した!しかもメーカーでは入手できないパーツも「自作」で製造する職人技術も

(続き)ガレージヨシダさんでの、日産スカイラインGT-Rのレストアの流れを見ていこう

ちなみにこちらが、ガレージヨシダさんでのレストア作業風景のワンシーンになるわけですが、モデルによっては、スカイラインのシャシーの修理からスタートすることも。

シャシーのオオモトが完成した後、電解槽に浸して錆を取り除き、その後はOEM防錆コーティングによって2回浸漬されることに。

あとは、どこから入手したのかはわからないものの、日本の自動車メーカーから引き渡された?という、シャシーを真っ直ぐにセッティングするためのカスタム治具も揃えるなど、レストアに必要な道具は一通り揃えているとのこと。

あとこのショップの強みとしては、「日産メーカーでは入手できない部品」を職人自ら製作できるということ。

素材としては高張力鋼板を使用していて、工場から出荷されたときよりも強度が高いと主張しており(つまりは純正以上のクォリティを実現している)、耐久性や信頼性も大幅に向上しているそうです。


純正以上の信頼性と長寿命化により、レストアされたスカイラインGT-Rはまだまだ生き延びる

もちろんこの他にも、独自のノウハウによる再メッキやパウダーコートの導入による耐久性の向上など、純正では実現できなかった更なる信頼性の向上と長寿命化が可能に。

一方で、これらの車体を所有するオーナーのレストア目的が、あくまでも長期的に所有し続けることをガレージヨシダさんが願っていると考えられ、「レストアに出す → オーナーが25年ルール解禁と共に合法的にアメリカ輸入 → 競売などで高額値で転売される」ことが横行しないことを願っているのではないかと思われます。

Reviving Legends: Inside the World’s #1 Nissan GT-R Restoration Shop | Capturing Car Culture

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Reference:CARBUZZ