意外な事実?レクサスの語源は「ラグジュアリー&エレガンス」等の造語ではなく「アレクシス」という人の名前だった!更にレクサスは過去に「酷い車を売っていた」ことも?

てっきりレクサスというブランド名は「ラグジュアリー」をベースにした造語だと思っていたが…

トヨタの高級車ブランドであり、海外市場にも展開されるグローバルブランドでお馴染みとなるレクサス(Lexus)。

このブランド名については、以前より「Lxury EXports US」から派生した造語が定説でしたが、どうやらこの造語が真実ではなく、「高級」や「贅沢」といったラグジュアリー/エレガンスがベースにはなっていないとのこと。

それでは、レクサスというブランド名は「一体何がベースになったのか?」「語源は何だったのか?」を見ていきましょう。

この他にも、レクサスが過去これまでに販売したカタログモデルで「最も酷いモデル」だったとして一代限りで姿を消したモデルもあるそうで、こちらも併せて見ていきましょう。


レクサスというブランド名は「人の名前」が語源になっている

今回、レクサスの語源について実際にメーカー調査・取材したという海外カーメディアCARBUZZの報道によると、トヨタはニューヨークを拠点とするイメージコンサルタントの「リッピンコット・アンド・カンパニー(L&P)」に依頼したことから始まったのだそう。

当時トヨタは、(後に立ち上げられるレクサスブランドが)主な目的は米国市場に参入することであったため、地元文化に精通した企業にアメリカ人が何を望んでいるのか?を知るには、トヨタ自身が考えるよりも理にかなっているとして本格的にスタート。

その結果として、L&Pからは200種類もの名称が思いついたと報告されていて、最終的に「Vectre」「Verone」「Chaparel」「Calibre」「Alexis」といった人名が候補に挙げられました。

トヨタとしては「人名」をそのままブランド名にすることだけは避けたかった?

ただ、トヨタとしては既に「豊田喜一郎(とよだきいちろう)の苗字をベース」にトヨタが作られたために、同じような語源にだけはしたくないという想いがあったのだそう。

ちなみに、トヨタ自動車はなぜ「トヨダ」でなく「トヨタ」にしたのか?というと、その理由はトヨタ公式ホームページにも記載されている通り、「トヨダ」よりも「トヨタ」のほうが、だく音がなく、さわやかで言葉の調子もいいことを理由に選定。

そして日本語で「トヨタ」と書いた場合、総画数が縁起(えんぎ)がいいとされる「8画(漢数字の”八”にすると末広がり)」になることから選ばれたと云われています。

さらに創業者の苗字の「トヨダ」から離れることで、個人の会社から社会的企業へと発展するという意味も込められているのも大きな理由とされています。

アレクシスの造語からレクサスが生まれた

少し話が逸れてしまいましたが、引き続きレクサスの語源について見ていきましょう。

先程の通り、最終的に候補として残ったのは5つの人の名前で、そのなかで選ばれたのが「Alexis(アレクシス)」だったとのこと。

ただ、上述にもある通り「人の名前をブランド名」にすることはトヨタとしても許容できなかったため、アレクシスをベースに造語として「レクサス(Lexus)」が完成されたとのこと。

なお、この内容を報じた海外カーメディアCARBUZZは、これまでのレクサスの語源に関するいくつかの噂については否定しており、今回の人名をベースにした造語が「実際にメーカーに取材をして得られた情報だ」と断言していることを考えると、同メディアはそれだけの自信があるのかもしれませんね。

2ページ目:レクサスのカタログラインナップモデルで「最も酷かった車」とは?