(2024年)スバル新型WRX TRの価格が判明!何とベースグレードよりも「160万円」も高かった…北米ホンダCR-Vに約10.6万台の大量リコール!

(続き)最悪の場合、火災が発生する恐れがあるとしてリコール!

続いて、北米ホンダにて販売された2019年~2022年モデル・CR-Vの1車種・106,000台に大量リコール。

不具合内容としては、以前日本市場向けのCR-Vでも発生したものと同じで、ハイブリッド車のサブヒューズボックスとバッテリ間を接続する12Vバッテリケーブルにおいて、当該ケーブルの回路が不適切なため、側面衝突の衝撃により車体に挟まれたケーブルが損傷し、短絡した場合に電流が流れ続けることがあるとのこと。

そのため、短絡した電流によりケーブルが発熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。


既に不具合や事故の報告も

今回の不具合及び事故については、2021年5月17日にアメリカ人オーナーの車体にて発生したとのことですが、事故内容を調査した結果、ホンダは事故を取り巻く状況は非常に「異常」であったとして、事故は「極端な衝突角度」と呼ばれるものに起因すると結論づけたそうです。

ホンダと道路交通安全局(NHTSA)は当時、リコールは必要ないと判断しましたが、再発防止を徹底するためにケーブルの設計を変更することを決意し、2022年6月にはフルモデルチェンジした新型CR-Vにショート防止のためのヒューズを追加しています。

そして今回のリコールを決定づける内容として、12ボルトのバッテリーがショートしたという2件目の報告が有り、ホンダ側としては「今回の事故はまれである」と判断したものの、数週間後に別のバッテリー問題に関する保証請求を受けて再評価することに。

最終的にホンダは、こうした事故が発生するリスクが、当初考えられていたときよりも更に高いと判断してリコールを届け出することを決定。

改善措置としては、バッテリーケーブルを100Aヒューズを備えた改良部品と交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:motor1.com, CARSCOOPS