日本人オーナーや世界に納車されたランボルギーニ新型カウンタックLPI 800-4まとめ!世界第一号はドイツのホワイト、日本第一号は九州のブルー
世界の大富豪に納車された新型カウンタックLPI 800-4を見ていこう
ランボルギーニが世界限定112台のみ販売した新型カウンタックLPI 800-4(Lamboborghini New Countach LPI 800-4、別名:クンタッチ)。
初代カウンタックのプロジェクトコードL112から、世界の限られた112人のオーナーだけに製造された希少モデルですが(日本人オーナーには約10台振り分けられたとの情報も)、数多くのブログ読者様からのリクエストより、世界最速で納車された個体や、日本で一番最初に納車された個体をまとめていきたいと思います。
ちなみに、新型カウンタックLPI 800-4のパワートレインは、世界限定63台のみ販売されたシアンFKP37をベースにした排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジン+スーパーキャパシター技術によるマイルドハイブリッドにより、システム総出力814ps/システムトルク720Nmを発揮。
新車販売価格は240万ユーロ(日本円に換算して約3.9億円)ですが、既に中古車市場やオークションでも出品されていて、その金額は日本円にして4億円~6億円での取引となっているようです。
世界で一番最初に納車されたのは、ドイツ人オーナーのホワイト
早速、世界の選ばれし特別なオーナーだけに納車された新型カウンタックLPI 800-4を見ていきましょう。
まずは世界で一番最初に納車されたカウンタックLPI 800-4が、ドイツ人エキゾチックカーコレクターであり、レーシングドアライバーのmister_stay氏。
ボディカラーは、シンプルなオールホワイトに設定されています。
足もとを見ていくと、ホイールカラーはちょっと珍しいシルバー塗装にブラックのアクセントが追加され、更にブレーキキャリパーはオレンジというアクセント。
内装も少しだけ確認できますが、シートはオール本革に設定され、ブラックを基調としながらもオレンジのカラードアクセントを加味。
このオレンジのアクセントは、ブレーキキャリパーとの一体感を持たせる意味で設定したそうですが、よくよく考えてみると、この組み合わせのカウンタックは、後の世界に納車されている個体とはカブらない仕様なのもユニーク。
ドイツ人オーナーに納車された激渋仕様の新型カウンタックLPI 800-4
続いても、ドイツ人オーナーに納車された新型カウンタックLPI 800-4を見ていきましょう。
先程のホワイトとは異なり、こちらはかなり激渋なオールメタリックゴールドのルシ・デル・ボスコ(Luci del Boscko)。
このボディカラーは、1970年代にランボルギーニ・エスパーダ(Espada)/ミウラ(Miura)に採用された伝統的なクラシックカラーで、ランボルギーニに限らず、フェラーリも含めて現代の新型車にクラシックカラーを取り込むことがトレンドの一つに。
ちなみにこのカラーが採用された1970年代のランボルギーニは、ロセッティ、レイマーが親会社だった時代ですが、実は1980年代に代わった親会社がイタリア政府管理下だったことも。
その後はミムラン傘下→クライスラー傘下→メガテック傘下→Vパワー傘下を経て、2022年現在はアウディ傘下となったランボルギーニですが、圧倒的に親会社期間が長いのはアウディになるようです。
内装はエクステリアにマッチするように、ホワイトを基調としつつ、ブラックの差し色とゴールドのカラードステッチが縫合されたオシャレ仕様。
中々こういった仕様に設定するには、これまでに数多くの希少なスーパーカーを乗り継いで来ないと実現できない色あいだと思います。
ちなみに、このモデルを所有するオーナーは、ドイツの大富豪となるAndreas Reibchen氏で、アヴェンタドールSVJ(Aventador SVJ)はもちろんのこと、SUVタイプのウルスや普段乗りにウラカンSTO(Huracan)を使用するなど、かなりのランボルギーニ好きだと思われます。