日本の新型スポーツカーの燃費は悪い?ホンダ・シビックタイプR(FL5)/日産フェアレディZ(RZ34)/レクサスIS500を3台所有するオーナーがリアルな燃費を公開!

意外と有りそうで新世代スポーツカーの燃費比較

日本を代表する新世代スポーツカーのホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)と日産フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)version ST[9速AT]、そしてレクサスIS500 F SPORT Performance。

以前、3台を同時所有した場合のリアルな維持費(ガソリン代/保険代等)を合算するとどれぐらい?といった記事を公開しましたが、今回は各モデルの実燃費をチェックしていきたいと思います。

よくよく考えてみると、これら3車種の燃費を比較した動画やメディア記事は公開されていないため、実際に生きた道路で走らせたときのリアルな燃費はどれぐらいなのか?日本製スポーツカーの燃費って、これまでのイメージ通り悪いのか?それとも意外と優秀な燃費をたたき出すのか?も含めて見ていきましょう。


パワートレインも方向性も異なるスポーツカー達の基本スペックをおさらい

各モデルの燃費性能を比較する前に、まずはおさらいも兼ねて、各モデルの主要諸元をおさらいしましょう。

[ホンダ・シビックタイプR(FL5)]

ボディサイズ:全長4,595mm×全幅1,890mm×全高1,405mm、ホイールベース2,735mm

車両重量:1,430kg

パワートレイン:排気量2.0L K20C型直列4気筒ターボエンジン

最高出力:330ps

最大トルク:420Nm

タイヤサイズ:265/30ZR19インチ 19インチ鋳造ホイール

WLTCモード燃費
・WLTCモード平均燃費:12.5km/L
・WLTC市街地モード燃費:8.6km/L
・WLTC郊外モード燃費:13.1km/L
・WLTC高速道路モード燃費:15.0km/L


[日産フェアレディZ(RZ34)]

ボディサイズ:全長4,380mm×全幅1,845mm×全高1,315mm、ホイールベース2,550mm

車両重量:1,620kg

パワートレイン:排気量3.0L VR30DDTT型V型6気筒ツインターボエンジン

最高出力:405ps

最大トルク:475Nm

タイヤサイズ
フロント:255/40R 19インチ
リヤ:275/35R 19インチ

WLTCモード燃費
・WLTCモード平均燃費:10.2km/L
・WLTC市街地モード燃費:6.6km/L
・WLTC郊外モード燃費:10.9km/L
・WLTC高速道路モード燃費:12.6km/L


[レクサスIS500 F SPORT Performance]

ボディサイズ:全長4,760mm×全幅1,840mm×全高1,435mm、ホイールベース2,800mm

車両重量:1,720kg

パワートレイン:排気量5.0L 2UR-GSE型V型8気筒自然吸気エンジン

最高出力:481ps

最大トルク:535Nm

タイヤサイズ
フロント:235/40R 19インチ
リヤ:265/35R 19インチ

WLTCモード燃費
・WLTCモード平均燃費:9.0km/L
・WLTC市街地モード燃費:5.5km/L
・WLTC郊外モード燃費:9.5km/L
・WLTC高速道路モード燃費:11.8km/L

以上の通りとなります。

見事に直4ターボ/V6ツインターボ/V8 NAと2気筒ずつアップしていくラインナップがシビれますが、各モデルのWLTCモード燃費を見ると、カタログ上で一番悪く見えるのはIS500 F SPORT Performance、2番目がフェアレディZ(RZ34)、そして3番目がシビックタイプR(FL5)という順番です。

3台ともに19インチタイヤホイールを装着

何れもボディサイズやスタイリング、パワートレインも異なり、ある意味で珍しい異色のスポーツカー同士の比較になりますが、タイヤサイズは異なれど、実は3台ともに19インチタイヤホイールを装着。

以前、3台のスポーツカーに加えて、他に所有するトヨタ新型プリウス(Toyota New Prius)の19インチタイヤアルミホイールも含めて、どの車の乗り心地が良いか?を比較した記事も公開していますので、参考にしていただけますと幸いです。

2ページ目:3台のスポーツカーの実燃費は、カタログ燃費よりも良い?悪い?