同じ19インチタイヤでも全然違う!トヨタ新型プリウスとホンダ・シビックタイプR(FL5)、日産フェアレディZ(RZ34)、レクサスIS500で4台比較してみた

全て自分自身が所有する車だからこそ、一度はやってみたかった4台同時比較

以前、私が所有するトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z・3列7人乗り[2WD]とホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]、日産の新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION)[2WD]の3台同時となるミドルサイズミニバン比較インプレッションを実施しました。

この他にも、トヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)ガソリンZX・3列7人乗り[4WD]や、レクサス新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]といった陸の王者の比較インプレも行いましたが、今回はちょっとマニアックな「19インチタイヤアルミホイールを装着する4台同時比較インプレッション」を実施してきたいと思います。

今回比較するモデルは、19インチタイヤアルミホイールを標準装備する以下の4車種となります。

➀トヨタ・プリウス2.0L HEV Zグレード[FF](乗り出し価格 約420万円)

②ホンダ・シビックタイプR(FL5)[FF](乗り出し価格 約550万円)

③日産フェアレディZ(RZ34)version ST[FR](乗り出し価格 約720万円)

④レクサスIS500 F SPORT Performance[FR](乗り出し価格 約950万円)

これら4車種に装着されている19インチタイヤアルミホイールから「乗り心地」「ザラツキ」「接地感」「グリップ」などを評価していきたいと思います。

ちなみに、4台の乗り出し価格(支払い総額)を全て足し合わせると約2,640万円と、中々にインパクトのある金額だと思います。


➀トヨタ新型プリウス2.0L HEV Z[FF]の19インチタイヤアルミホイールをインプレッション

まずは、トヨタ新型プリウス(Toyota New Prius)の19インチタイヤアルミホイールを見ていきましょう。

私が所有するのは、排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+デュアルモーターを組み合わせた2.0L HEV Zグレードで、駆動方式は前輪駆動[FF]。

ホイールサイズは、2.0L HEVモデルに標準装備される19インチタイヤアルミホイールですが、タイヤサイズは、今回比較する4車種の中で最もタイヤ幅が細い前後共通の195/50R19インチとなります。

なおタイヤ銘柄は、ヨコハマ製ブルーアースGT(YOKOHAMA BluEarth GT)を装着します。

プリウスの19インチタイヤアルミホイールは見た目重視?

実際に新型プリウスを普段の街乗りやワインディング、高速道路など、様々な生きた道で走らせてみた印象としては、4車種のなかでは「2番目」に乗り心地の良いモデルだと考えていて、しかしタイヤとしてのグリップ力としては弱め。

新型プリウスのタイヤホイールは、どちらかというとスポーティなスタイルにマッチするように、足もとも併せてスポーティでカッコ良く見せるように履かせている印象が強く、だからといってスポーティな走りができるのだろうか?と言われると、それは全く別の話。

あくまでも乗り味としては、プリウス本来のマイルド寄りで突き上げを抑えていますが(扁平率が50なので、4車種のなかで最も厚みがある)、ワインディングなどで少し無理したコーナリングをすると、タイヤ幅が狭いことも影響しているからなのか、接地感が弱く外側に膨れてしまうのが印象的でした。

もちろん、普段使いしていく中では特に何の問題もないですし、高速道路での乗り心地は17インチ~18インチに比べると、少し突き上げやロードノイズは気になるレベルですが、決して不愉快に感じるような仕上がりではないかと考えています。

②ホンダ新型シビックタイプR[FF]の19インチタイヤアルミホイールをインプレッション

続いては、ホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)の19インチタイヤアルミホイールを見ていきましょう。

グレードは一択のみで、排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、駆動方式は前輪駆動[FF]のみ、そしてトランスミッションも6速MTのみとなります。

タイヤ銘柄は、ミシュラン製パイロットスポーツ4S(MICHELIN PILOT SPORT 4S)を装着し、タイヤサイズは前後共通の265/30ZR19インチとなります。

スポーツ/サーキット走行寄りなので、どうしてもゴツゴツ感やザラツキは一番目立つ

シビックタイプR(FL5)の19インチタイヤは、元々の走りや足回りのチューニングがサーキット志向のため、乗り心地としては4車種の中で「4番目」。

ただ、4番目だからといって「乗り心地が悪い」のではなく、あくまでも「最もカタくて、コツコツとした突き上げがある」ものの、ある程度の高い速度域に到達したときの直進安定性や乗り味の良さは良いため、個人的にはその乗り味のギャップの大きさは「4車種のなかで一番大きいのではないか」と考えています。

なお前述にもある通り、シビックタイプR(FL5)のタイヤは、スポーツ/サーキット走行をメインにしていることもあり、タイヤのトレッドパターンが左右で異なるアシンメトリーのため、グリップ性能と接地感、そして安定感の高さは間違いなく4車種の中でダントツだと考えています。

あとこれは余談ですが、この車で石畳やあまり舗装されていない公道を走行すると、突き上げと同時に地味な揺れが重なって、乗り物酔いしてしまう恐れもあるかもしれません(なかなかそういったシチュエーションは無いかと思いますが…)。

2ページ目:日産の新型フェアレディZ(RZ34)とレクサス新型IS500 F SPORT Performanceの19インチタイヤアルミホイールは?