えっ、もう?発売されたばかりの一部改良版・トヨタ新型ヤリス/ヤリスクロスに早くもリコール!更にクラウンクロスオーバーもサービスキャンペーン

リアホイールアライメントの検査を適正に行わなかったとして、サービスキャンペーンを届け出

続いて、トヨタ新型クラウンクロスオーバー(Toyota New Crown Crossover)の2.5L HEVモデルと、2.4LターボHEVモデルに、約2万台のサービスキャンペーンを届け出。

今回サービスキャンペーンが届け出された理由としては、リヤホイールアライメント(サイドスリップ量)の検査工程での規格値の設定を誤っていたため、適正な検査が行われず、検査規格を満足しないおそれがあるとして届け出されています。

リコール/改善対策/サービスキャンペーンの違いをおさらい

具体的な対象台数をチェックする前に、そもそもリコールや改善対策、サービスキャンペーンの違いは何なのか?おさらいしておきましょう。

処置の重要度としては「リコール>改善対策>サービスキャンペーン」の順で、リコールの場合だと「事故や火災、走行が困難」といった問題に発展する恐れ、サービスキャンペーンだと「事故が発生するほどではなく、公道走行に支障を来すほどのレベルではない」内容になると言われています。

それぞれの内容の違いは以下の通り。

◇リコールとは?

自動車が道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態、又は適合していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理


◇改善対策とは?

自動車が保安基準に不適合状態ではないが、安全上又は公害防止上放置できなくなるおそれがあり、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理


◇サービスキャンペーンとは?

リコールや改善対策に該当しないもので、商品性の改善等のために、国土交通省に通知し、サービスキャンペーンを実施。顧客に連絡するか、トヨタ販売店へご来店時にお知らせして点検・修理

via:Toyota

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、メーカーからの情報により明らかになっています。

【サービスキャンペーン対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間]

[クラウンクロスオーバー]
・6AA-AZSH35/AZSH35-4000128~AZSH35-4015197/令和 4年 9月 7日~令和 5年 7月11日

・5AA-TZSH35/TZSH35-4000002~TZSH35-4005149/令和 4年10月10日~令和 5年 9月13日

・6AA-AZSH36W/AZSH36-4000143~AZSH36-4004777/令和 5年 9月 4日~令和 5年12月 5日

改善措置としては、全車両、リヤホイールアライメント(サイドスリップ量)検査を行い、規格を外れているものは調整するとのことです。


ナンバープレートの取付け角度が定められた基準を満足していない恐れ

最後は、ダイハツOEMモデルとなるトヨタ・ピクシスエポック(Toyota Pixis Epoc)/ピクシスジョイ(Pixis Joy)の2車種にサービスキャンペーンが届け出されています。

不具合内容としては、前回のダイハツ・ミライースやコペン等と同様で、車両前面のナンバープレート(車両番号標)の表示において、取付角度が定められた基準を満足していないものがあることから、サービスキャンペーンを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、メーカーからの情報により明らかになっています。

【サービスキャンペーン対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/修理開始時期]

[ピクシスエポック]
・BA-LA350A/LA350A-0030586~LA350A-0048072/令和 3年 3月 4日~令和 5年12月20日/令和6年2月下旬以降開始

・5BA-LA360A/LA360A-0008004~LA360A-0012077/令和 3年 5月21日~令和 5年12月20日/令和6年2月下旬以降開始

[ピクシスジョイ]
・DBA-LA250A, 5BA-LA250A, 3BA-LA250A/LA250A-0005140~LA250A-0028620/平成29年 9月29日~令和 5年 6月 9日/令和6年3月中旬以降開始

・DBA-LA260A, 5BA-LA260A, 3BA-LA260A/LA260A-0001345~LA260A-0006375/平成29年 7月29日~令和 5年 6月 9日/令和6年3月中旬以降開始

改善措置としては、全車両、ナンバープレートの取付角度を修正する対策品(スペーサ)を追加するとのことです。

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Reference:国土交通省, Toyota①