何とオーナーは日本人!世界限定3台のみ販売されたケーニグセグ・アゲーラRSRがドバイの競売に出品!予想落札価格は約5億円…日本から離れてしまうのは悲しいな

アゲーラRSRは、日本の特別なオーナー3名だけに販売された日本専用の特別仕様車

スウェーデンのハイパーカーメーカーでお馴染みとなるケーニグセグ。

本ブランドといえば、元ZOZOTOWNのCEOで実業家の前澤友作 氏が、世界限定125台のみ販売されたジェスコ(Koenigsegg Jesko)を購入したことで大きな話題となりましたが、今回はジェスコよりも以前に日本市場向けとして特別に「3台」のみ製造・販売された個体がオークションに出品されます。

そのモデルは、ノンハイブリッドモデルとなるアゲーラ(Agera)をベースにした特別仕様車アゲーラRSRで、日本を代表する実業家3名のためだけに納車されました。

今回競売に出品されるのは、どのような仕様なのか?日本人オーナーは誰なのかも見ていきましょう。


日本で2番目に納車された、オールカーボンブラックの刺激的なアゲーラRSR

こちらが2024年3月9日、UAEドバイ主催のRM Sotheby’sオークションにて出品される2016年式のケーニグセグ・アゲーラRSR。

ケーニグセグジャパン設立を記念した一台で、オールカーボンブラックボディに仕上げられた特別な個体となります。

ケーニグセグが、当時世界最速の量産車として販売したアゲーラRSシリーズで、世界限定27台の中でも更に希少なのがアゲーラRSRになります。

本モデルは、従来のアゲーラに比べて改良されたルーフマウントエアスクープやスポイラーが採用されたことで、より空力特性を向上させています。

アゲーラシリーズは、全15種類もの派生モデルがラインナップされた

ちなみに、ケーニグセグはこれまで、15種類にも及ぶアゲーラシリーズを発表・発売してきましたが、一番最初に販売したのは2010年3月のアゲーラで、その後に改良を繰り返し、アゲーラRやアゲーラS、アゲーラN、アゲーラRS(ワンオフモデルなども含む)などが登場し、アゲーラシリーズが終了する最後から3番目のシリーズとして日本市場限定3台のみとなるアゲーラRSRが誕生しました。

アゲーラ(ベースモデル)

アゲーラR(ハイパフォーマンスモデル)

アゲーラS(アゲーラRをベースにした環境配慮仕様)

アゲーラN(ワンオフモデル)

アゲーラRS(25台限定モデル)

アゲーラRSリファインメント(アゲーラRSベースのワンオフモデル)

アゲーラRSフェニックス(アゲーラRSベースのワンオフモデル)

アゲーラRSナラヤ(アゲーラRSベースのワンオフモデル)

アゲーラRSN(アゲーラRSベースのワンオフモデル)

アゲーラXS(アゲーラRSのアメリカ第一号納車&特別ネーム)

アゲーラML(アゲーラRSベースのワンオフモデル)

アゲーラRSグリフォン(アゲーラRSベースのワンオフモデル)

アゲーラRSR(日本限定3台のみの特別仕様車)

アゲーラOne of 1(アゲーラファイナルシリーズの第一弾)

One:1(アゲーラ最後のアルティメットモデル)

当時アメリカの高速道路を貸し切ってまで挑戦した、量産車最速の称号

ちなみにアゲーラRSRのパワートレインは、RS同様に排気量5.0L V型8気筒ツインターボチャージャー付エンジンを搭載し、最高出力1,160hpを発揮し、アメリカ・ネバダ州の高速道路を貸し切り、最高時速447km/hまで到達して「量産車最速」の称号を手に入れました。

ちなみに、今回競売にて出品されるブラックのアゲーラRSRのシャシーナンバーは「7123」で、日本では2番目に納車されました。

1番目に納車されたのは、東京の日本人オーナーが所有するターコイズブルーの個体で、シャシーナンバーは「7122」、そして3番目に納車されたのは関西の日本人オーナーが所有するホワイトを基調としつつ、レッドやブラックのアクセントが加味された個体でシャシーナンバーは「7124」となっています。

2ページ目:ケーニグセグのドア開閉の名称はめちゃくちゃ長い!予想落札価格と日本人オーナーは一体誰?