日本でも販売してほしい!いすゞがサプライズで新型D-MAXのマイルドハイブリッド(MHEV)を発表!三菱エクリプスクロスのディーラーオプションに不具合?!

まさかいすゞが新型D-MAXの派生モデルを2車種も発表してくるとは…

2024年3月19日、商用トラック/大型トラックなどを販売するいすゞが、欧州市場向けを中心としたピュアEVピックアップトラックとなる新型D-MAX BEVコンセプトを世界初公開しました。

これにあわせていすゞは、サプライズとしてマイルドハイブリッド仕様のD-MAX MHEVも同時に世界初公開しました。

なぜこのタイミングでの発表となったのか?どうしてディーゼルターボではなくディーゼルマイルドハイブリッドなのかもチェックしていきましょう。


どうやらオーストラリアの法規制をクリアするために、マイルドハイブリッド化したようだ

こちらが今回、いすゞがサプライズで発表したという新型D-MAXハイランダー・マイルドハイブリッド(Isuzu New D-MAX Hi-Lander MHEV)。

本モデルは、オーストラリア市場向けとしてラインナップ予定とのことですが、どうやら同国での排ガス規制に対応するため、ノンハイブリッドのディーゼルターボではなく、ダウンサイジングターボ+マイルドハイブリッド化により、法規制をクリアすることを目的に作られたそうです。

そうなると、元々ノンハイブリッドディーゼルターボとして販売されていたD-MAXは、日本市場だと法規制が絡んで市販化できなかったという背景がありましたから、今回のMHEVモデルは、日本での市販化も想定した?モデルという可能性も考えられそう。

ピュアEVとマイルドハイブリッドのデザイン差別化もバッチリ

ちなみにこちらが、同日にメインとして発表されたピュアEV版の新型D-MAX BEVコンセプト。

先程のMHEVモデルと比較すると、フロントグリル意匠が異なっているのがわかりますし、フロントバンパーデザインや、ホイール意匠も異なっていることがわかりますね。

細かいところを見ていくと、フロント・リヤフェンダーやサイドミラーキャップ、アウタードアハンドルの素材やカラーリングが異なることも確認できますし、明確にピュアEVとMHEVとの差別化が施されています。

改めてD-MAX MHEVを見ていくと、フロントロアグリルはハニカム形状?のようなグリルパターンが採用され、内燃機関を搭載していることが明確であり、どこかスポーティな雰囲気も上手く演出。

”ISUZU”のフロントロゴは、シンプルなシルバー加飾ではなく、ダーククローム加飾のようにも見えますね。

2.2L → 1.9Lへと排気量ダウン

そしてこのモデルで一番気になるのがパワートレインだと思いますが、元々搭載されていた排気量2.2L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンを廃止し、排気量1.9L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンへとダウンサイジング化して、ここに48Vのスタータージェネレーターシステムを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを採用することにより法規制をクリアするとのこと(マイルドハイブリッド化によって、2.2Lディーゼルターボ相当のパワーが得られるという考え?)

ただ、ここで注意してほしいのは、いすゞが採用するマイルドハイブリッドシステムは、トヨタなどのハイブリッドモデルのように「EVだけで走行」することは不可能であり、あくまでも出足のアシスト用として電気モーターが駆動するというものなので、劇的な燃費向上を貢献するものではないということ。

ちなみに、2024年にトヨタが欧州やオーストラリア向けとして新型ハイラックスのディーゼルマイルドハイブリッドを発表しましたが、燃費が最大10%程度改善されると報じられているため、もしかするとD-MAX MHEVも、ノンハイブリッドのディーゼルモデルに比べて若干の燃費向上が期待できるかもしれませんね。

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