三菱と日産が提携しトラック/PHEV/EVを開発へ!新型トライトンEVにも期待?正規日産ディーラーが「また」顧客を騙し約2.9億円の賠償金を支払うことに

(続き)2024年1月に続き、日産正規ディーラーが今度は顧客にリース料金を過大請求!

以前、アメリカ・コネチカット州の自動車ディーラーであるマンチェスターシティ日産(MCN)が、顧客から不正に手数料を徴収していたことが発覚しましたが、今回新たに別の日産ディーラーが、顧客に過大請求していたことが判明。

アメリカ・ニューヨーク州司法長官事務所は、2020年~2023年にかけてリース契約で1,100人以上の顧客をだましていたとして日産販売会社を告発しました。

海外カーメディアCARSCOOPSの報道によると、ニューヨーク州の日産正規ディーラー5社が過大請求をしたのは、主にリース契約をしている1,138人の顧客だそうで、車両本体価格18,000ドル(日本円に換算して約270万円)に対し、7,000ドル(日本円に換算して約106万円)の過大請求を行っていたことが発覚しています。


今回の問題により、日産ディーラー5社が約2.9億円の賠償金を支払うことに

ちなみにこの問題、どのような経緯で明るみになったのかは一部不明なところはありますが、顧客が内部告発したことで調査が行われ、過大請求を行った5店舗のディーラーが、2020年~2023年にかけて「ジャンク料金を徴収し、車両の価格を偽装していた」ことが発覚。

今回の問題を受け、各販売店は過大請求分の払戻しに加え、違約金合わせて1,940,000ドル(日本円に換算して約2.9億円)という高額な支払いを命じられました。

ニューヨーク州司法長官によると、問題の販売店は「Baron Nissan」「Nissan of Westbury」「Nissan of Kings」「Nissan of Queens」「Nissan of Staten Island」の5店舗で、彼らは顧客に実質的に過大請求し、「虚偽の請求書」を作成することで不当な利益を得ていたことが判明しています。

調査内容を見ていくと、ディーラーがリース期間終了時の車両価格をつり上げながら、「違法な割増料金を政府手数料であると偽って」いたことが発覚。

たとえば、顧客には37ドル(日本円では約3,600円)の州検査手数料に対して300ドル(日本円では約4.5万円)、50ドル(日本円では約7,600円)の権利手数料に対して500ドル(日本円では約7.6万円)が請求されたとのこと。

日産販売店5社は、賠償金1,600,000ドル(日本円では約2.4億円)と追加の民事罰金340,000ドル(日本円では約5,150万円)、これらを足し合わせて1,940,000ドル(日本円では約2.9億円)支払うことで合意しました。

なお、以下の表にある通り、各ディーラーに割り当てられる正確な金額は、過大請求された顧客の数や過大請求の「蔓延性と深刻さ」などの要因によって決定されます。

[Baron Nissan]
過大請求された顧客:186名
賠償金:204,656.89ドル
ペナルティ:51,190ドル

[Nissan of Westbury]
過大請求された顧客:420名
賠償金:437,560.86ドル
ペナルティ:147,000ドル

[Nissan of Kings]
過大請求された顧客:276名
賠償金:608,347.83ドル
ペナルティ:69,757ドル

[Nissan of Queens]
過大請求された顧客:184名
賠償金:282,255.61ドル
ペナルティ:55,200ドル

[Nissan of Staten Island]
過大請求された顧客:72名
賠償金:102,636.07ドル
ペナルティ:19,440ドル

日産関連記事

Reference:CARSCOOPS➀