ダイハツ新型ムーヴキャンバスに3回目のリコール!今度はボルト長が規定よりも短く走行安定性を損なう恐れアリ…MAZDA6はインフォテイメント系の不具合
短いボルトを使用したことで、走行安定性を損なう恐れアリ
ダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus)の1車種・計23台にリコール。
不具合内容としては、リヤショックアブソーバの交換修理用部品において、誤って正規品よりも短いボルトを同梱する設定にしていたとのこと。
そのため、交換時に当該ボルトを使用した場合、走行中の振動等により緩みが生じて異音が発生し、最悪の場合、締結が外れて走行安定性を損なうおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
ちなみにこのリコール、ダイハツの公式プレスリリースでは公表されているものの、なぜか国土交通省の公式プレスリリースでは公表されていなかったんですね。
理由は不明ながらも、おそらくほとんどのメディアが取り上げていない「走行時の致命的な問題」になるため、情報共有のため公開しています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合が起きたかどうかは不明ですが、メーカーからの情報に寄り明らかになっているそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][ムーヴキャンバス]
・5BA-LA850S/LA850S-0003910~LA850S-0047758/令和4年7月28日~令和5年9月19日/11台・5BA-LA850S/LA850S-1005074~LA850S-1029948/令和4年11月8日~令和5年9月13日/8台
・5BA-LA860S/LA860S-0002783~LA860S-0006396/令和4年12月1日~令和5年5月30日/3台
・5BA-LA860S/LA860S-1001632/令和4年11月24日/1台
改善措置としては、全車両、リヤショックアブソーバの取付けボルトを点検し、誤ったボルトが取付けられている場合はボルトを正規品と交換するリコール作業を実施するとのことです。
自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?
今回のリコールについて、自身が所有している車がリコール等の不具合の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「ダイハツのリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。
新型ムーヴキャンバスのリコールは、過去に2件届け出済み
なお参考までに、2022年に新型ムーヴキャンバスが発売されてから、過去2度のリコールが届け出済みで、1つ目の不具合はエアバッグコンピュータにおいて、コンデンサの製造工程が不適切なため、内部ショートが発生することがあるとのこと。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、作動すべき衝突時にエアバッグ及びシートベルトプリテンショナが作動しないおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
そして2つ目の不具合は、ヒューズブロック内のボデー統合制御コンピュータにおいて、コンデンサの製造工程が不適切なため、内部ショートが発生することがあるとのこと。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、ヒューズが溶断して、灯火器が点灯しなくなるとともにエンジンが停止するおそれがあるとしてリコールを届け出ています。