【悲報】アルファロメオ新型ミラノがイタリア政府の圧力により「ジュニア」に強制変更へ。中国マツダが新型6eらしきティーザー画像を2枚公開!

正式発表から僅か1週間足らずで、「政府の圧力」によって車名が変更されたのは世界初?

2024年4月11日、アルファロメオが新世代BセグメントSUVとなる新型ミラノ(Alfaromeo New Milano)を発表し大きな話題となりましたが、本モデルの名称について、イタリア政府が「イタリアの企業が、イタリアにまつわる名称を使用しておきながら、イタリア以外で製造するのは違法だ」と指摘したことで話題となりました。

これはネタでもフェイクニュースでもなく、イタリア国独自の法律に基づいたもので、イタリアの産業大臣であるアドロフォ・ウルソ氏によれば「イタリアで生産されていない”イタリア名が付いた製品”をイタリア本国以外で製造することは、消費者に誤解を与える」として法律で禁止されているため、このままだとミラノは販売できない可能性が浮上していました。


新型ミラノはポーランドで生産する計画だった

そもそも、なぜこのような問題が起きたのかをおさらいしてみましょう。

新型ミラノは、ステランティスグループのジープ・アベンジャーやフィアット600と同じプラットフォーム(CMP2)を採用していて、コスト削減のためにこれらの車種を製造しているポーランドのティヒ組立工場にて組立てを一本化することにより「10,000ユーロ(日本円に換算して約164万円)も価格を抑えることができる」と言われています。

言い方を変えれば、本モデルをイタリア本国にて製造するとなると、ポーランドの生産ラインを再び構築しなければならないため、元々アルファロメオが強くPRしていた「車両本体価格は30,000ユーロ(日本円に換算して約490万円)未満」を実現できなくなってしまうんですね。

イタリア政府の圧力により、ミラノからジュニアへと車名を変更へ

そこで今回、大きな落とし穴となったのが「車名と法律」にまつわるものだったわけですが、どうやらイタリア政府の圧力により、アルファロメオは「ミラノ」から「ジュニア」に強制的に変更するに。

これにより、元々の計画だったポーランドでの製造が可能となり、コストも抑えることが可能になるわけですが、ミラノからジュニアへと商標を変更する作業や、ミラノ(Milano)のネームバッジやロゴをジュニア(Junior)へと変更するなど、これらの作業も膨大。

今回の騒動について、アルファロメオCEOのジャン・フィリップ・インパラート氏は、「このエピソードがブランドの歴史に刻まれることは重々承知している」と説明しています。

加えて 「それは大きな責任ですが、同時にエキサイティングな瞬間でもあります。新しい名前のアルファロメオ・ジュニアの選択は完全に自然であり、ブランドの歴史と強く結びついており、アルファロメオ・ジュニアのお気に入りの1つであり、一般の人々のお気に入りの1つでもありました」とポジティブ。

ちなみに、アルファロメオ及びステランティスグループが「イタリアの名前を使って”イタリア国以外で製造”する行為」が違反であることを、事前に把握していたのかどうかは明らかになっていません。

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