ホンダ新型WR-Vの不満や気になる点、おススメしたい機能は?「カメラ視界不良で運転支援が作動しない」警告がしつこい…高頻度で半ドアになりやすい等

ホンダ新型WR-Vは、実際に所有してみて初めて気付けることが多い

2024年4月に私に納車されたばかりとなる、ホンダのエントリーBセグメントSUVとなる新型WR-V Z+グレード[2WD]。

本モデルに関して、様々なインプレッション記事を公開してきましたが、今回はWR-Vの不満点や気になるポイント、そしておススメしたい機能についてインプレッションしていきたいと思います。

エントリーモデルで価格帯も抑えている一台になるため、どうしても内装のチープさは気になるところだとは思いますが、個人的には上手く割り切った商品作りが出来ていると思っていて、WR-Vはどちらかというと「走り」に重きを置いている印象を受け、走りの面では「設定プライス以上」の完成度の高いモデルだと考えています。


花粉と雨の影響?運転支援システム不良の警告画面がしつこい

まずは、WR-Vの運転支援関連について。

これはWR-Vに限らず、私が過去に所有していた新型ステップワゴン(New STEPWGN)やヴェゼル(New VEZEL)、そして現在所有しているZR-VやN-BOX(JF5)でも同様なのですが、花粉や雨でボディが少し汚れてしまった際、おそらくカメラにも付着してしまったであろう花粉の塊の影響なのか、やたら運転支援システムの警告メッセージが表示されるようになりました。

他のメーカーの車両に比べて、カメラの検知レベルが高いのかどうかは不明ながらも、案の定WR-Vでも「運転支援システムの一部が使用できません。カメラ視界不良のため、認識できません」としつこく表示されるため、Honda SENSINGが使えなくなるのはもちろんのこと、燃費情報や航続可能距離などの情報も割り込みで見えなくなってしまうのが鬱陶しいところ。

警告画面を閉じても、しつこく復活するのが更に鬱陶しい

もちろん、ホームボタンを押せば航続距離や燃費性能は確認できるものの、警告メッセージの優先度が高いからなのか、閉じてもすぐに警告画面が割り込んでくるので、カメラレンズの汚れをふき取って視界を良好にしないと消えてくれないんですね。

強い雨が降るなどで汚れが落ちれば問題ないのですが、雨と花粉が入り混じった塊がカメラに付着した上に、晴れや曇り、小雨レベルだと汚れは全く落ちないので、走行している間はしつこく警告メッセージが表示され、おまけに定期的に警告音でお知らせしてくるので、こういったところは良くも悪くもホンダの特徴の一つだと思います。

半ドアになりやすく、エンジンをかけて発進するときに「半ドアの警告」で初めて気づくことが多い

続いては、WR-Vが半ドアになりやすいということ。

おそらくは、内ドアにある密閉性を高めるためのゴムの反発力が強いから?だと推測されますが、普段利用しているN-BOXや三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)、トヨタ・プリウス(Toyota New Prius)などと同じ強さでドアを閉めても半ドアになりやすいんですね。

しかも、半ドアになった状態でエンジン始動 → 発進する瞬間に半ドアになっていることに気付くことが多いのですが、その理由というのが、半ドアの状態でも上の画像のように、メーター上にスタートアップアニメーションが表示されるから。

このアニメーションが表示されるときだと、しっかりと運転席側のドアが閉まっているときに表示されるものだと思っていましたが、半ドア状態でも表示されることが判明したため、その後のエンジン始動 → 発進で「半ドアの警告画面」が表示され、そこで初めて気づくことに。

これが運転席だとすぐに修正できるのですが、荷物などを載せるときに、助手席や後席を開けて閉める → 半ドアになっている、ということもありますので、そのときは車から降りなければならないので面倒に感じるところです。

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