トヨタ新型ランドクルーザー300が埼玉県でも盗難被害!対策はハンドルロックとエアタグのみ…トヨタ純正&標準のシステムセキュリティは何の役にも立たないことが判明

(続き)埼玉県にて発生したトヨタ新型ランドクルーザー300の盗難被害について

引き続き、埼玉県にて発生したトヨタ新型ランドクルーザー300の盗難被害について見ていきましょう。

トヨタ純正&標準装備のシステムセキュリティは何の役にも立たないことが証明されてしまった

そして、今回の盗難被害に関する新たな情報として発覚したことが、X(旧Twitter)ユーザー:【拡散希望】ランクル盗難さんのランクル300の納車時期が2023年4月6日だということ。

この納車時期からわかることとして、トヨタは2022年11月以降に生産されたモデルを対象に、トヨタ純正のシステムセキュリティを搭載しているんですね(いわゆるサイレントアップデート)。

一方で、2021年8月~2022年10月に製造されたランクル300に関しては、ディーラーオプションという形で盗難対策システムセキュリティシステムを、3年間/6万km保証付きで17,050円(税込み)で販売しています。

なおこの製品について、トヨタ公式ホームページにも掲載されている通り「本商品はあくまでセキュリティ性を向上させるシステムです。盗難防止を保証するものではありません。」と注意書きされているため、どこまでセキュリティ性を高めているのか、社外セキュリティと比較するとどうなのか?ということは全くの未知数でした。

しかしながら、今回盗難被害を受けた車両は、トヨタ純正のシステムセキュリティを搭載していたにも関わらず、いとも簡単に盗まれてしまったことを考えると、「純正のシステムセキュリティは何の役にも立たない」ことが証明されてしまったんですね。


やはり今できる最大の盗難対策は「お金をかけて」社外システムセキュリティを装着すること?

そうなると残す盗難対策は社外システムセキュリティで、イグラ製やパンテーラ製などが挙げられますが、現時点でこれらのセキュリティを取り付けたランクル300やレクサスLX600の盗難被害に関する報告は挙がっていないものの、もしかすると先述の最新盗難システム「ゲームボーイ」によって盗まれてしまう危険性も考えられるかもしれません。

もし盗まれてしまった場合、こちらとしてはもう手の付けようがない所ですし、盗難被害を受けたくないがために「高額なセキュリティ代を支払う」ことがバカバカしく感じてしまうところ(どうして窃盗集団なんかのために、何十万ものセキュリティをつけなければならないの?と思う人も多いはず)。

もちろん、こうした問題を引き起こす自動車窃盗集団が100%悪いのですが、今後も同じような盗難被害報告が増えて来る恐れがあるとなると、ランクル300とLX600の両方を所有する私も、どちらもシステムセキュリティによる盗難対策&シャッター付ガレージにてガッチガチに対策していても、盗まれるときは簡単に盗まれてしまうかもしれませんし、常に「明日は我が身」と考えていなければならないのかもしれません(もはや最後は運任せになってしまう?)。

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