トヨタ新型プリウスのちょっと気になるポイント!「ACC巡航中にファントムブレーキが発生」「リアドアハンドルに関するリコール通知書が届く」等

日本で一番売れているファストバックモデルなだけに、その後の対応もかなり大変だと思われる

2023年2月に私に納車されて1年2か月が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius, 60系)2.0L HEV Zグレード[2WD]。

本モデルが発売されて以降、日本国内では約13.5万台、グローバル含めると約21万台を対象にリアドアハンドルの不具合による”初の”大規模リコールが届け出されました。

この不具合による納車前と納車後の車両に対する暫定措置レベルが「酷い」といった声もあるそうですが、まずは一日も早く対策品に交換できるよう体制を整えることが重要だと思います。

今回は、そうしたリコールに関する通知書が私のところにも届いたため、現時点での私の暫定措置の内容に加えて、他に気になるポイントなども見ていきたいと思います。


アダプティブクルーズコントロールでの高速巡航中に謎の急ブレーキが発生

まずは、プリウスのアダプティブクルーズコントロール[ACC]について。

前回のブログにて、ホンダ新型ZR-VやWR-Vでも発生している「前方に車両が存在しないにも関わらず、突如として(一瞬だけ)強めの急ブレーキ」をするという現象。

テスラでいえば「ファントムブレーキ」に相当するものだと思いますが、プリウスのACCでも同様の問題が発生しており、前方には全く車両が居ないにも関わらず、なぜか意図せず強めのブレーキが発生し、更には液晶メーターの下部にはブレーキランプのアニメーションが点灯(車両のブレーキランプと連動している機能)。

ちなみにこのファントムブレーキ、プリウスだけに限らず、ホンダZR-VやWR-Vでも、高速道路の直線&トンネル内で発生しているため、この条件で意図せずブレーキしてしまう何かがあるのかもしれません。

電動パワーバックドアが開かないときがある

続いては、プリウス2.0L HEV Zグレードにて標準装備される、電動パワーバックドアが開かないという不具合が発生。

これは毎回必ず発生するわけではないのですが、外から電気式スイッチを押しても自動でオープンしないことがあります。

このとき、車内にあるパワーバックドア用のスイッチを押しても開かなかったため、「ちょっと困ったなぁ…荷物出せないんですけど」といった思いをしたのですが、このときはエンジンOFFの状態で開かなったため、念のためエンジンONにしてバッテリー上がりが起きていないことを確認した上で、再び電気式スイッチを押したところ、自動でオープン可能に。

なぜエンジンOFFのときにパワーバックドアが作動しなかったのかは不明ですが、私がお世話になっているトヨタディーラーにも相談してみたところ、もしかするとラゲッジサイドに設けられている補器バッテリーに何らかの問題がある?かもしれないとのことで、これについては近日中にトヨタディーラーにてチェックして頂く予定です。

2ページ目:プリウスのリアドアハンドルに関するリコール通知書に記載されている暫定措置とは?