ホンダ新型ZR-Vが納車されて12か月が経過!この車の加速やブレーキング、そして乗り心地等のフィーリングはトヨタ新型プリウスに似ている?
早いもので、私の新型ZR-Vも納車されて1年が経過
2023年5月に私に納車されて12か月が経過した、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]。
走行距離もあと少しで7,000kmに到達しそうなところですが、ここ最近は乗る頻度が少な目になっています。
主に長距離移動がメインとなっているZR-Vですが、春を迎えてからはエアコンを使用することがほとんど無いためか、燃費も大幅に向上し20km/L付近を行き来しています。
今回は、本モデルが納車されて12か月経過してのインプレッション内容をまとめていきたいと思います。
ZR-Vのフィーリングは、トヨタ新型プリウスに似ている?
まずはZR-Vのトータルフィーリングについて。
ZR-Vのアクセルを踏み込んだときの加速レスポンスや、立ち上がりのモーターによるアシスト力から、すぐにガソリンエンジンのみへと切り替わるタイミング、絶妙なタッチでブレーキが作動するブレーキペダルのフィーリング、そして若干カタメにセッティングしながらも、そこまで大きな突き上げを感じない乗り心地は、私が他に所有するトヨタ新型プリウス(Toyota New Prius)のフィーリングに似ているところ。
タイヤサイズは異なるのに、ZR-Vとプリウスの乗り心地は意外と似ている
おおざっぱに言ってしまえば、ZR-Vとプリウスの中身が似ているというのが私の感想なのですが、特によく似ているのは乗り心地。
ZR-Vの足元は18インチタイヤアルミホイールを装着し、プリウス2.0L HEV Zは19インチタイヤアルミホイールを装着。
扁平率としてはプリウスの19インチタイヤの方が小さいため、路面から拾う振動や突き上げ、ロードノイズも大きいとは思うものの、不思議とそういった印象はZR-Vと近しいものがあるんですね。
ただ、このように表現してしまうとZR-Vの18インチタイヤも振動や突き上げ、ロードノイズは酷い?といったネガティブな印象を捉えられてしまいそうなのですが、決してそういうイメージではありません。
どちらも乗り心地は大口径タイヤを履かせているとは思えないほどに上質で、低扁平タイヤ特有のコツコツや突き上げは最小限に抑えていると考えています。
人間の感覚なので、あまり参考にならないとは思いますが、19インチタイヤを装着するプリウスが、ZR-Vの18インチタイヤの乗り味に近いレベルまで仕上げてきたのは「さすが」と思わせるところ。
ブレーキフィールも不思議とプリウスと似ている → ZR-Vのブレーキは良く効く
続いて似ていると感じたのはブレーキレスポンスとブレーキタッチ。
何れも、私が所有するのはハイブリッドモデルのため、回生ブレーキも影響しているとは思いますが、これまでホンダのブレーキフィールは、ブレーキペダルを約2割~3割ほど踏んでから、ようやくブレーキの初動が効き始める印象でした。
しかしながら、ZR-Vはスポーツ志向のクロスオーバーなのか、ブレーキペダルを1割程度踏んで初めてブレーキが効き始めるため、ブレーキが効き始めるタイミングは他のラインナップモデルに比べて早いんですね。
この感覚はトヨタ・プリウスでも同様で、元々トヨタのハイブリッドモデルは、ブレーキを踏み始めた瞬間からブレーキが効き始めるため、他のメーカーの車種から乗り換えた後に運転すると、「トヨタってこんなにブレーキ効くんだ…」と驚くほど。
更に上のブランドのレクサスになってくると、特にF SPORTはブレーキの踏み始めから強めの制動力が発生するため、人馬一体をより強く感じるかもしれません。