日本人オーナーにも納車予定のケーニグセグ・ジェスコが大炎上!ケーニグセグが全オーナー「運転禁止命令」の注意メールを送っていたことが判明

ケーニグセグの火災事故は極めて珍しい

2024年6月15日の朝、ギリシャにて開催された70台以上が参加したロードラリーイベント「Six2Sixヨーロッパツアー」にて、世界に1台しか存在しないケーニグセグ・ジェスコ(Koenigsegg New Jesko)をベースとしたワンオフモデル・ニュルエディション(Nur Edition)が炎上し、跡形もなく全焼してしまい大きな話題になりました。

このモデルの総額は約5億円と言われ、世界限定125台販売されるジェスコの中でもトップレベルの高額モデルだそうですが、まさか納車されて僅か数週間ほどで全焼してしまうとは…

現時点で「ジェスコがどうして炎上したのか?」は明らかになっていないものの、ケーニグセグCEOが全世界のジェスコを所有するオーナーに「緊急メール」を送っていたことが明らかとなりました。


ジェスコオーナー全員に「運転禁止命令」のメールを送っていたことが判明

海外カーメディアAutoblog.grの報道によると、この事故は2024年6月15日の朝に発生したもので、当時ジェスコはマルーシ市近郊のホテルを出て数分後に大炎上したとのこと。

火災発生前、車には2人が乗車していて街中を低速で走行していたそうで、執拗な空ぶかしや急加速などもしておらず、いきなりミドシップエンジン付近から火災が発生 → 車両は全焼し、残ったのは車輪だけだったそうです。

火災事故後、海外メディアEgg Registryの報道によると、ケーニグセグCEOがジェスコを所有するオーナー全員に緊急メールにて「今回の火災事故の原因が判明するまで、ジェスコを運転しないでください」とメッセージを送ったとのこと。

なお今回のメールの内容には、Autoblog.grのレポートとも矛盾しているところがあるそうで、Egg Registryが報じている「メールの中身」を見ていくと…

・火災前にジェスコが過激な運転を繰り返していた

・この日は外気温も相当に高く、早朝にもかかわらず気温は38度近くだった

というもの。

ただ、今回の火災事故が「暑さ」や「過激な運転」が原因かどうかは不明で、ケーニグセグのエンジニアも原因究明のために調査を進めている段階なので、ケーニグセグからの正式な報告がない限りは、Autoblog.grやEgg Registryの情報は単なる噂にしか過ぎません。

繰り返しにはなりますが、今回オーナーに納車されたジェスコは、納車後僅か数週間で炎上してしまい、走行距離はたったの160km程度と全く走られていませんでした。

パワートレインは、排気量5.0L V型8気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力1,600psを発揮するノンハイブリッドハイパーカーです。

日本人オーナーだと前澤友作 氏にも納車予定

ちなみにこのモデル、日本人実業家の前澤友作 氏も購入・成約済で、2024年~2025年には納車予定とのことですが、今回の炎上事故による原因で生産・出荷が遅れるのではないかと推測。

なお価格は約3.8億円とのことですが、これが車両本体価格になるのか、それともメーカーオプションなど込みの総支払額になるのかは不明。

円安などの影響で更に高額になることも予想されますし、前澤友作 氏にとってアストンマーティン・ヴァルキリーに次ぐ超高額モデルになるかもしれませんね。

【前澤史上最高額】◯.◯億円のアストンマーティンを買いました!

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