フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フリードに期待したいポイントは?トヨタ・シエンタの元オーナーが注目したいのはエンジンの振動と乗り心地

2024-05-30

発売前から大注目の新型フリード!元シエンタオーナーが気にするポイントは?

2024年5月9日に先行ティーザーサイト公開で内外装デザインが明らかとなった、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード(Honda New FREED)。

その翌日となる5月10日より、全国47都道府県を対象とした実車キャラバン先行展示会が開催され、実際に実車に見て触れることが可能になっていますが、こうした実車展示会の影響もあってなのか、受注台数と納期が大変なことになっています。

2024年5月下旬時点での具体的な受注台数や納期に関しては、このブログの最後の方で紹介していますが、競合モデルとなるトヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)との熾烈な争いが繰り広げられるのではないかと予想されます。

今回は、そんな期待大の新型フリードに対して、トヨタ新型シエンタの元オーナーが注目している部分を見ていきたいと思います。


新型フリードの4気筒エンジンには期待したい!シエンタの3気筒エンジンは振動が酷かった

まず一番注目したいのは、新型フリードの排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジンの振動や騒音について。

先代2代目からの静粛性や遮音性などの向上が期待されるフリードですが、型式は異なれどガソリンモデル/ハイブリッドe:HEVモデル共に排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジンがベースになります。

これに対し、競合モデルとなるトヨタ・シエンタは排気量1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンがベースとなり、私はハイブリッド(HEV)モデルを所有していましたが、シエンタで最も不満に感じたのはエンジンの振動と騒音。

トヨタが本腰を入れて開発した3気筒エンジンですが、4気筒から3気筒に減らすことで、1気筒分の摩擦抵抗を減らすことで燃費の向上が期待されたものの、その一方で充填効率の低下とエンジン出力の低下が顕著に表れていたようにも感じられ、その結果として4気筒エンジンに比べてアクセルを踏み込む割合が多かったように感じられました(あくまでも元オーナーのフィーリングなので個人差はある思う)。

トヨタは今後、1.5L・3気筒エンジンを廃止して4気筒エンジンへ方針転換

ただ、トヨタは2024年5月28日の公式プレスリリースにて、排気量1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを4気筒エンジンへと気筒数を増やすことを明らかにしたため、これによってシエンタやヤリスクロス(Yaris Cross)、ヤリス(Yaris)、アクア(Aqua)に搭載されるエンジンが改良され、騒音問題解決につながるのではないかと期待しています。

燃費は新型フリードの方が悪いが、重要なのは実際に走らせた時の実燃費

こうした不満点が、4気筒エンジンを搭載するフリードではクリアできているのかも気になる所ですし、但し4気筒エンジンは部品点数の増加と重量増の影響で燃費にも影響するところですから、下道や高速道路での実燃費がどの程度のものなのかは気になる所ですね。

なお参考までに、新型フリードの具体的なボディサイズや車体重量、WLTCモード平均燃費といった主要諸元は全て関連記事にてまとめていますので、フリードの詳細なスペックが気になる方は参考にして頂けますと幸いです。

【参考】新型シエンタHEVの生涯燃費は「21.0km/L」

ちなみに、私がシエンタを所有していた際の生涯平均燃費は、約12,000km走らせて「21.0km/L」で、最も燃費が悪いときは12月冬の「18.0km/L」、反対に最も燃費が優れていたのは10月秋の「25.5km/L」となっていて、カタログ燃費WLTCモード平均燃費の28km/Lには届きませんでした。

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