フルモデルチェンジ版・三菱の新型ランサーエボリューションⅪの開発車両が初スパイショット?三菱の経営計画などを踏まえてフェイク画像の可能性も高そうだ
もしこれが本物であれば胸アツなのだが…
2024年5月中旬、三菱のアメリカ法人が2030年までに販売する商品計画/事業計画「Momentum 2030」の概要を発表。
その際に、フルモデルチェンジ版・新型デリカD:6(Mitsubishi New Delica D:6)と思わしきシルエット、ステーションワゴン風の伸びやかなクロスオーバースタイルとなるランサースポーツバック(Lancer Sportback)と思わしきティーザー画像を公開し注目を集めました。
そして今回、Momentum 2030の概要が明らかになった後に、SNSにて次期ランサーエボリューションⅪ(New Lancer Evolution Ⅺ)の開発車両がスパイショットされた?と話題になっています。
SNSにて拡散されている次期ランエボⅪ?と思わしき開発車両を見ていこう
こちらが今回、EpicMotorMovesが公開した次期ランサーエボリューションⅪと思わしき開発車両。
スパイショット場所や撮影時期などは明かされていませんが、加工されているナンバープレートの形状から日本国内では無さそう。
そしてボディには、フロントボンネットのダクトやトップルーフ、サイドミラーを除いて分厚めのカモフラージュラッピングにて偽装されていることがわかります。
ボンネットにダクトが設けられていることから、おそらくパワートレインは排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンが濃厚?と考えたりもしますが、フロントバンパーの形状や丸形のフロントLEDフォグランプ?そしてフロントグリルのカモフラージュなどを見ると、「本当にスパイショットさされた画像なの?」と疑問に思いたくなるほど不自然。
SNSにて公開された開発車両は「フェイク画像」である可能性も?
っというのも、今回スパイショットされた場所がアメリカであるとして仮定して、先程紹介した三菱USAのMomentum 2030の整合性が取れなくなってしまうんですね。
Momentum 2030では7車種のシルエット画像を公開し、そのほとんどがSUV/クロスオーバーで、真ん中の次期デリカD:6と思わしき車両がミニバン×SUVのミックスモデル。
つまり、この中にスポーツセダンに分類されるモデルは無いことから、少なからず2030年までの間は、三菱USAはセダンを新しく販売しない可能性が極めて高いんですね。
おまけにルノー・日産・三菱のアライアンスグループにおいて、三菱は東南アジアを中心にトラックやSUVを中心に販売することがメインになっているため、今後も次世代スポーツカーが登場する可能性も低め。
ちなみに、こうした開発車両のスパイショット画像をあたかも本物のように見立てたフェイク画像は、過去にもホンダ(アキュラ)・インテグラの開発車両でも起きていたので注意が必要です。
っというか、「この構図どこかで…」と思って色々検索をしていたら、現行アウトランダー(Outlander)が発表される前の開発車両のスパイショット風景と全く同じという…
これで尚更フェイク画像である可能性が高まってしまいましたね…
フェイク画像と疑いながらも、内心は次期ランエボⅪの発売に期待したい
そう考えると、今回SNSにて拡散されている「スパイショットされたランエボⅪのテストカー」はフェイクと疑われても仕方が無いのですが、この角度から見る姿は本物っぽくも見えるので、何ともややこしいところ。
こちらはリアクォータービュー。
シャークフィンアンテナや固定式リアウィング、水平基調のLEDテールランプが確認でき、マフラーは両サイド1本出しでシンプル。
そして足元には、BBS風のY字スポーク鍛造アルミホイールが装着され、ブレーキキャリパーはシンプルなシルバーに仕上げられていますが、グレードによってはレッドブレーキキャリパーに塗装されている可能性も?
あとは先代ランエボが受け継がれる4ドアセダンは変わらずですが、このスパイショット画像がフェイクでなければ、とても胸アツな情報だと思いますし、日本や海外のスポーツカー市場を盛り上げる意味でも、何れ三菱からは次期ランエボもしくはGTOといったスポーツモデルの展開を期待したいところです。