30台以上の新型車を購入してきて「この車は総合的に見て価格が高い」と思った車は?意外にもホンダが多め…日産の新型セレナ(C28)は維持費も考えると高すぎる

2024-06-25

これまで数多くの新車・新型車を所有してきて「この車は総合的に見ても価格が高いな…」と思う車を紹介

過去これまで、様々な新車・新型車を購入してきましたが、今回はその中でも「金額が高い」「コスパが悪い」と思う車を紹介してきたいと思います。

今回紹介する車は、おそらく購入を検討されている方も多いと思いますので、「なぜ金額が高いと思うのか?」「なぜコスパが悪い」と思ってしまうのかを、実際に購入・所有・普段使いしてみた上で評価していきます。

ただ単に所有するだけだと、その車本来の良さ・悪さは見えてこないですし、普段使いでどんどん距離を伸ばしてこそ所有することに意味があると思いますので、少しでも購入検討する上での参考になりましたら幸いです。


金額が高いと思う車➀:ホンダN-BOX Customターボ(JF5)

まず1台目に「この車は高い」と感じたのが、ホンダ新型N-BOX Customターボ(JF5)[2WD]。

私が購入したモデルの車両本体価格は2,024,000円(税込み)で、メーカーオプションやディーラーオプション、諸費用などを足し合わせての乗り出し価格は2,804,500円(税込み)でした。

なぜこの車が高いと感じたのか?ですが、一つは先代JF3/JF4よりも内装が安っぽく見えてしまったこと。

現行JF5を所有する前は、JF3の特別仕様車N-BOX Custom LターボSTYLE+ BLACK[2WD]を所有していたため、ダイレクトな比較ができたわけですが、やはりファブリックやソフトパッド、合成皮革トリムのあしらい方、ハードプラスチックパーツを多く見せない手法、そしてカバー付きUSBポート等、全体的な完成度が高かっただけに、そこからJF5/JF6の落差がかなり大きく感じたんですね。

目に見えない改良が多いからこそ、新型N-BOXは評価しづらい

ただその一方で、新型で力を入れたのが足回りの改良とサスペンションアーム角の変更による直線性の向上だったため、いわゆる「目に見えない改良」が施されたことにより、ファーストインプレッションを重要視する方からすると「N-BOXって何であんなにチープになったのに高くなったの?」「どうしてあの完成度で300万円近くもするの?」と思ってしまうユーザーが増えたんじゃないかと考えています。

少なからずYouTubeなどのインプレッション動画を見ていると、止まっている車の内外装がメインになり、「N-BOXは内装が安っぽい」といった意見があまりにも多すぎて、その一方で先代よりも足回りや直線性が向上したといった感想がほとんど見られないのも事実。

っというか、動的質感ほど「目に見えない」ものを発信するのも難しいため、ある意味でホンダはPR面で大きく失敗してしまったのではないかと思います。

先代JF3/JF4の完成度が高かったのも「高い」と感じる要因の一つ

もちろん、実際に普段使いをしてみれば「軽自動車のカテゴリーではNo.1の走りと快適性」だと評価できるのですが、これから購入を考える方や、YouTubeや雑誌、記事などがファーストコンタクトになると、どうしても先代からの比較になりますし、イヤでもハードルが上がるところ。

これはあくまでも私の独断と偏見ではありますが、足回りの完成度は高まっている一方で、普段から必ず目にする内装の質感などを見てしまうと、やっぱり総額に対して割高に感じるよなぁ・・・というのが正直な感想です。

金額が高いと思う車②:ホンダWR-V Z+

続いて、この車の金額も高いなぁと感じたのがホンダWR-V。

まさか立て続けにホンダがエントリーしてくるとは…

私が所有するグレードは、WR-V Z+グレード[2WD]なのですが、車両本体価格が2,489,300円(税込み)で、メーカーオプションやディーラーオプション、諸費用などを全て足し合わせての総額が3,297,540円(税込み)となります。

エントリーBセグメントSUVで約330万円というのも高額ですが、冷静に考えると先程のN-BOXとの差額って50万円ほどしか変わらないんですね。

WR-Vのナビはポンコツ!こんなものに約32万円の価値はない

ちなみにこの車両で「これ高すぎるよ…」と一番に感じたのが、ディーラーオプションの9インチナビ。

純正の9インチナビゲーションディスプレイでありながらも、定期的にナビが自車位置ズレを起こしたり、Bluetooth AudioやUSBでの音楽再生にて、頻繁的に音飛びを起こすほどのポンコツっぷり。

ちなみにこのナビのオプション費用は、前後ドラレコも含めてのセット価格で319,660円と超高額。

何故こんなにも高額なオプションを付けて、自車位置ズレや頻繁的な音飛びといったポンコツ仕様を体感しなければならいのか…というのが正直なところ。

あとは、この車が価格帯を抑える上で電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]を採用せず、手引き式ハンドブレーキを採用したことは重々承知しています。

その割には、快適装備やEPB+ABH、更にはマルチビューカメラと後退出庫サポートが装備されたN-BOX Customターボ(JF5)の方が安く、おまけに50万円のWR-Vの方が高いことを考えると、カテゴリーや土俵が違うとは言え「やっぱりWR-Vって高いなぁ…」「コスパ悪いよなぁ」と思ってしまいます。

2ページ目:最も「金額が高い」「コスパ悪い」と感じる車は?