トヨタ新型プリウス(60系)で批判されているメーターデザインやワイヤレス充電って、本当に使い勝手悪いの?1年4か月以上所有するオーナーの本音は?

(続き)トヨタ新型プリウスで批判されたポイントを見ていこう

引き続き、トヨタ新型プリウスで批判されてきたポイントを見ていきましょう。

プリウスに採用された置くだけ充電?まだまだ改良の余地あり

続いては、こちらもSNSやYouTubeにて何かと批判されている置くだけ充電(ワイヤレス充電)。

従来のフラットな面に置くタイプの充電ではなく、横向きにはめ込むタイプの新たな充電方式になるわけですが、確かに走行中に「スマホが動いて充電できなくなる」という問題は解決しましたし、何よりも大きなスペースを取らずに充電できるという点は、とても画期的な方法だと思うんですね。

しかしながら、この置くだけ充電の最大のデメリットは「充電中の割には全くチャージされない上に、熱がこもってしまう」ため、どう考えてもバッテリーの寿命を縮ませるような働きにしか見えないんですね。

しかも置くだけ充電とは異なり、横にはめ込む際の厚みに制限があるため、手帳タイプのカバーを装着したスマホだと全く収納できないですし(モデルによっては保護カバー付きでも充電しない)、結果的にプリウスの置くだけ充電は全く使用せず、単なるスマホの仮置きスペースとして活用され、充電はUSB Type-Cの有線で行うことがほとんど。


iPhoneの一部のグレードにも対応しないほどにポンコツ

ちなみにこの置くだけ充電ですが、トヨタディーラー経由でメーカーに確認していただいたところ、iPhoneの場合だと14シリーズのカメラの突起が邪魔をしてしまい、充電できたりできなかったりを繰り替えすため、充電どころかバッテリーの寿命を縮めてしまう恐れがあるとのこと。

更にその上の14プラスに至っては、そもそもバージョンが対応していないために充電非対応であり、現時点での対策は全くは考えていないそうです。

元々トヨタは電装系の技術がかなり低い上に、その後のアフターフォローやアップデートの対応レスポンス/スピードも致命的に遅いため、今後の一部改良やマイナーチェンジでアップデートされるのかも不明ですが、本当にこの仕様で世界に立ち向かうためのグローバルモデルと謳っても良いのか?というのはとても疑問に思う所です。

トヨタ新型プリウスHEVでスマホが充電できない!?【Zグレード】【2WD】

参考までに、上の動画でも置くだけ充電が上手く機能しない点を公開していますので、気になる方は参考にしていただけますと幸いです。

エクストレイル、ZRーV、プリウス、セレナ4台でスマホの置くだけ充電比較!スマホによっては注意点もあるので要確認!【X-TRAIL】【T33】【ZR-V】【PRIUS】【SERENA】iPhone13

そしてこちらは、新型プリウス以外にフラットな面に置くタイプの置くだけ充電を採用しているホンダ新型ZR-Vや日産エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)/セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)との比較動画になります。

1ページ目:プリウスのアウトホイールメーターってそんなに見づらい?

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