(2025年)一部改良版・マツダ新型CX-30が2024年7月18日に発売!更にホンダ新型CR-V e:FCEVも同日に発売されるもスペックや価格含めて「全く売る気が感じられない」件
(続き)ホンダからは全く売る気が伝わってこない新型CR-V e:FCEVが発売スタート!
続いて、ホンダのフラッグシップSUVで、燃料電池を搭載するフルモデルチェンジ版・新型CR-V e:FCEVが2024年7月18日に発売されました。
アメリカではガソリンモデルがラインナップされているCR-Vですが、日本向けは全く売る気の無い燃料電池のみのラインナップで、しかも個人・法人に関係なくリース契約のみでの販売となります。
今回のモデルは、コアとなる燃料電池(FC)スタックを刷新するとともに、補機類の合理化や低消費電力化を徹底。
新構造のセルユニットの採用や生産性の向上などにより、既に販売・生産終了しているクラリティFUEL CELLに搭載されていた従来システムに対してコストを3分の1に削減しています。
また耐食材料の適用や劣化抑制制御により、耐久性を2倍に向上させたほか、耐低温性も大幅に向上しているものの、そもそもユーザーにとって食指の動くモデルかと云われると全く興味も期待も持たれないモデルになるため、「ここまで普及していない燃料電池車を販売して大丈夫なのだろうか?」といった不安の方が大きいかもしれません。
新型CR-V e:FCEVの基本スペックを見ていこう
改めて新型CR-V e:FCEVを見ていきましょう。
ボディサイズは、全長4,805mm×全幅1,865mm×全高1,690mmとホンダのSUVラインナップでは最も大き目。
ホイールベースは2,700mmで、最低地上高は170mm、最小回転半径は5.5m、そして車体重量は2,010kgとかなり重め。
普通充電においては、6.4kWに対応し約2.5時間で満充電が可能となりますが、AC200V電源に加えAC100V電源での充電にも対応しているものの、具体的に何時間で満充電可能かまでは不明。
なお、気になる性能としては、燃料電池スタックの最高出力が125ps、電動モーターによるシステム出力が177ps、システムトルクが310Nm、航続可能距離は約621kmとなるため、スペックとしては可もなく不可もなく。
内装もZR-Vやシビックと大きく変わらず…これで800万円は高過ぎるな
内装は、ZR-Vやシビックe:HEVとほとんど大きな違いは無く、10.25インチフル液晶モニターと9インチのHonda CONNECTディスプレイオーディオを搭載し、センターシフトもスイッチタイプを採用。
ちなみに、予防安全装備Honda SENSINGは以下の通りで、アコードe:HEVのようにHonda SENSING 360ではないのが極めて残念。
□衝突軽減ブレーキ<CMBS>
□誤発進抑制機能
□後方誤発進抑制機能
□近距離衝突軽減ブレーキ
□歩行者事故低減ステアリング
□路外逸脱抑制機能
□渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール<ACC>
□車線維持支援システム<LKAS>
□先行車発進お知らせ機能
□標識認識機能
□オートハイビーム
□トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
□ブラインドスポットインフォメーション
□パーキングセンサーシステム
□後退出庫サポート
最後に気になる価格帯ですが、CR-V e:FCEVは1グレードしかなく、駆動方式もおまけに前輪駆動[FF]のみで8,094,900円(税込み)。
トヨタ・ランクル300やアルファードHEV/ヴェルファイアHEVが購入できるレベルの超高額モデルで、おまけにリース契約のみともなると「本当にホンダは日本で売る気があるのだろうか?」と疑問に感じても不思議ではないところです。
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