これはヤバイ…フォードは約76.5万台/マツダは約8.3万台を対象にエアバッグ関連のリコールで「運転禁止命令」!更にトヨタがほぼ全車種&ヒョンデ新型ソナタに累計7万台近くの大量リコール

まさか「運転禁止命令」を出してくるとは…

以前より度々話題となっているタカタ製エアバッグ問題。

今回、アメリカの自動車メーカーであるフォードが、タカタ製エアバッグに欠陥があるとして、このエアバッグを搭載している車両が大量にあることを発表。

フォードは2024年8月13日より、アメリカ内にある累計374,300台を含む、世界中の約765,000台の車両に対して「運転禁止命令」を出していたことが明らかとなりました。

フォードの記録によると、これらの車には未だに古くて危険なエアバッグが搭載されているとして、回収し対策品に交換するとしています。


対象モデルには、様々な年式のマスタングやフォードGTなども

早速、タカタ製エアバッグの問題で「運転禁止命令」が出された対象モデルを見ていきましょう。

具体的な内訳までは不明ですが、様々な年式の人気モデル達が対象になっています。

[運転席&助手席エアバッグ]

・2004年~2006年式のフォード・レンジャー

・2005年~2014年式のフォード・マスタング

・2005年~2006年式のフォードGT


[助手席エアバッグ]

・2006年~2012年式のフォード・フュージョン/マーキュリーミラン/リンカーンMKX/リンカーン・ゼファー

・2007年~2010年式のフォード・エッジ/リンカーンMKX

・2007年~2011年式のフォード・レンジャー

何と北米マツダもタカタ製エアバッグの問題で運転禁止命令

ちなみにこの問題、フォードだけでなく北米マツダでも同様の理由で運転禁止命令を出しており、その対象台数はアメリカだけで約83,000台と云われていますが、日本市場向けも含まれているかは不明です。

[運転席&助手席エアバッグ]

・2004年~2006年式のBシリーズピックアップ

・2003年~2008年式のMAZDA6

・2006年~2007年式のMAZDA SPEED6

・2004年~2008年式のRX8


[助手席エアバッグ]

・2007年~2009年式のBシリーズピックアップ

・2007年~2012年式のCX-7

・2007年~2015年式のCX-9

・2009年~2013年式のMAZDA6

・2004年~2006年式のMPVモデル

・2009年~2011年式のRX8

タカタ製エアバッグの問題は10年以上前から続いており、2013年には360万台もの大量リコールが届け出され、それは氷山の一角に過ぎませんでした。

タカタは、世界の自動車業界へのエアバッグの主要サプライヤーであり、騒ぎが収まったときには多数のブランドの1億台以上の自動車がリコール。

タカタは倒産し、数人の幹部が起訴され負傷者も出ましたが、その数は数百名規模で、少なくとも24名の死亡が報告されています。

これらのエアバッグのインフレータに問題があり、事故の際に金属片が車内に飛び散る恐れがあるわけですが、フォードとマツダはいずれも、問題のある車両のオーナーに対し、交換用エアバッグを無償で取り付けるため、直ちにディーラーに訪問する案内しているようです。

2ページ目:北米トヨタにて「ほぼ全ての現行モデル」にリコール!更にヒョンデ新型ソナタも約4万台のリコール